マリメッコからティータオルまで。おしゃれなファブリックの取り入れ方
インテリア上級者はファブリックを上手に空間のなかに取り入れています。どんなファブリックを、どう取り入れるとおしゃれに見えるのでしょうか。カリフォルニア在住でグラフィック&プロダクトデザイナーの容子 ルイスさんに、ファブリックを主体にした自宅のインテリアについて紹介してもらいました。
マリメッコのファブリックを、カフェカーテンリングを使って壁に
ファブリックといっても多種多様です。ティータオル(キッチンタオル)から、アートにもなるプリントパターンまで。
リビングルームの壁(写真一番上参照)は15年以上前に買ったマリメッコの草のパターンを、カフェカーテンリングではさんで壁に留めています。長い間飽きないで飾っています。その下はロッタ・ヤンスドッターのタンポポ柄のファブリック。テーブルクロスとして縫ったものを棚の上に敷いています。
ファブリックは手軽に部屋の雰囲気を変えるのに最適
カラフルなティータオルはベッドに掛けてアクセントにしています。
最近では幅広のロールプリントが可能なインクジェットプリンターの普及で、さまざまなアイテムに多色プリントや写真プリントが施せるようになり、値段もかなりこなれてきました。
部屋の中にファブリックがあると、空気が和らぐような気がします。風に揺れるカーテンや、ソファに置かれたクッションなどは、部屋の印象を豊かにしてくれます。
魚の絵のブロック(木版)手押しプリントは、ギリシャのミコノス島のアーティストの作品。テーブルクロスですが、壁に留めています。ほかにも100年前のヴィンテージリネンや、日本製の薄手のタオルまで、様々なファブリックを自由に飾っています。
ファブリックは季節の変化や気分に合わせて、思いついたときに引っ張り出して飾っています。ちょっと模様替えしたいとき、ファブリックを使うと、手軽に部屋の雰囲気の変化を楽しむことができます。
北欧のプリントは大胆すぎると感じるくらいが面白い
裏口のドアはふだん使わないので、マリメッコの洋梨プリントのファブリックを、目隠し代わりに吊るしています。大胆でポップなイメージのプリントは、最高のアクセントにもなっています。
マリメッコやロッタ・ヤンスドッターのプリントは北欧ならではのモチーフと色づかいが魅力。大胆すぎると感じるぐらいが、アクセントとしての面白味が出るように思います。
※この記事は「リライフプラスvol.29」掲載時のものです。