狭小住宅でも快適!狭さを感じさせない住まいづくりアイデア5選
都心で戸建てを建てようとすると、限られた広さの土地でいかに工夫して心地よい住まいを生み出すかが課題となります。
今回はそんな狭小住宅にフォーカスします!
狭さや窮屈さをまったく感じさせない、魅力にあふれた狭小住宅には、一体どんな工夫があるのでしょうか。
10坪以下の土地に、素敵な店舗兼住宅を実現した実例もあわせて紹介します!
スキップフロアで広々!住んでみて分かった意外なメリットとは?
渋谷区で家を建てようと考えた神林さん夫妻。
土地は14坪、しかも建物の高さ制限まであり、厳しい条件の中で狭小住宅を建てることになりました。
問題の高さ制限は、地下1階、地上2階の設計にすることで解決を図りました。
地階は半地下で窓もあり、閉塞感とは無縁。
窓から風がさっと入るので、地階でも空気が循環して気持ちよく過ごせます。
室内にはスキップフロアで段差を作り、高低差から広々とした視覚効果を生み出しています。
実際に暮らしてみると、スキップフロアには空間を広く見せる以外にもメリットがあることが分かりました。
詳しくは記事をチェック!
「鋭角な三角形の狭小地」なのにこんな素敵な家ができた!
Yさん一家は突然の道路拡張工事で、敷地が鋭角な三角形になってしまい、以前よりも狭い土地になりました。
そして、土地の形に合わせて家を建て替えることに。
「三角形の土地を活用して、カッコいいデザインの家を作りたい!」
そんな思いから始まったプランニングで、鋭角な部分を煙突状にデザインして、シンボルとして建物に組み込みました。
LDKは2階に置き、天井を3.8mもの吹き抜けにして開放感を演出。
床にシックな差し色を使って内装をスタイリッシュに仕上げました。
「今の家のほうが広く感じますね」とYさん夫婦。
三角形の土地を不便ととらえるのは思い込みかもしれません。
無限の可能性を感じさせてくれるデザインの力に脱帽です。
眺望にうっとり。42平米の超コンパクトワンルーム
松下さん夫婦は、専有面積が42平米のマンションをリノベーション。
コンパクトな空間なのに狭さをまったく感じないのは、ゆったりとした広さのルーフバルコニーがあるからなのかもしれません。
窓からは隣接する大学のキャンパスの緑が望めます。
渋谷区という立地でありながら、山荘のような景色に思わずうっとり。
室内は壁を撤去してワンルームにしています。
収納や仕切りにも、真似したいアイデアが満載です!
かわいくて快適!7坪の狭小でも実現できた北欧雑貨店兼自宅
塚本さん宅は土地が約10坪で建坪がわずか7坪の狭小住宅。
しかも店舗付き住居で、北欧の器と雑貨のショップを週末限定で開いています。
奥には住まいのスペースがあり、ショップと家の空間が地続きになっています。
2つの空間を完全に分けるのではなく、あえて繋がりを持たせるというこの設計には、生活空間をより豊かにするという狙いがあります。
天窓やベランダから光が入り込み、室内は清潔感でいっぱい。
光が白い壁に反射して、部屋が広く見える効果もあり、狭さをまったく感じさせません。
デッドスペースや隙間を生かした収納も参考になりますよ!
三角形の変形地で建坪は9坪!コンパクトなのにゆったり癒されるカフェ兼住宅
和田さん夫妻は、三角形の変形地で建坪は9坪という狭小地にカフェ兼住宅を建てました。
条件だけ聞くとずいぶん大変そうですが、実物は開放感あふれる緑いっぱいの癒し空間で、居心地抜群です。
カフェの天井は高く設計し、住居となる2階の床はスキップフロアにしています。
玄関には靴箱を置かず、階段の段差を利用して靴を収納。
住居部の南側には、天井までの大きなガラス窓を採用し、光あふれる空間に。
コンパクトなのに、ゆったりのびのび暮らせる家が完成しました!