住宅ローンの対策はお早めに!払えなくなったらどうすればいい?

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「住宅ローン」は長期にわたってお金を返していくもの。
その間に、さまざまな状況の変化が起こり得ます。
だからこそ余裕を持った返済にしておくことが大切であり、また色々な状況が起こったとしても大丈夫なような計画をあらかじめ立てておくことが重要であることは、言うまでもないことですね。
ですが、それでも住宅ローンの返済が苦しくなった時にはどうすればいいのでしょうか?
なんとかせっかく手に入れたマイホームを手離さずに済む方法はないか、考えていくことにしましょう。
住宅ローンが払えなくなったという場合、その対処法は「まだ返済能力がある」か、「もう返済能力がない」かで異なってきます。
今回は、「まだ返済能力が残っている」場合についてお話いたします。
■とにかく、恥ずかしがらずに早いうちに銀行に相談に行くことが大切です!
住宅ローンの返済が苦しくなったら、お手上げ状態になる前に、少しでも早く窓口へ相談に行きましょう。
まだ今のところは返済能力があるけれど、毎月の支払いが厳しくなりつつあるという段階や、リストラやお給料の減額など、これから厳しくなりそうな予測が立つという段階なら、少しでも早い段階で借入した金融機関へ相談されることを強くオススメいたします。
相談すれば、返済期間や月々の返済額を変更を行って、当面の負担を減らしてもらえるなど、“条件変更”をしてもらえる可能性があります。
ただ、これはあくまで「当面のピンチを切り抜けるために、返済の負担を軽くしてもらえる」ということであって、住宅ローン自体の負担が減るわけでもなく、またトータル(総返済額)的には増えてしまうことを絶対に忘れないでくださいね。
住宅ローンを払えなくなった時、「任意売却」や「競売」(これが最も最悪の選択と思われます)といった言葉を聞かれたこともあるかもしれませんが、それはあくまでも最終手段です。
最近では、銀行も条件変更に柔軟に対応するようになってきているようですので、必ずしも応じてもらえるとは限りませんが、とにかく一度相談をして見ましょう。
早目に相談が出来れば、家を手離さずに済む方法が見つかるかもしれません。
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(著者プロフィール)
田辺美穂・・・商品の販売は一切行わない、安心した未来への『相談と機会づくり』専門の家計コンサルタントです。