一級建築士に聞く

一級建築士に聞く!「書斎」「ワークスペース」の理想形って?

これまでの住宅の設計で、「どんな場所がほしいですか」という質問をすると、

たいていパソコンや勉強など机での作業をするめの場所が欲しい」という声があがります。

旦那さんであればそれは「書斎」と呼ばれる場所となり、子どもや家族みんなで使う場所となれば「ワークスペース」と呼ばれて使われます。

今回はこれらの場所を家づくりでお考えの方に、書斎とワークスペースの効果的な使い方を、事例をあげてご紹介していきたいと思います

旦那さんの希望を叶える!「書斎」を最適な空間にするには?

書斎について、旦那さんからは以下のようなご要望をよくいただきます。

  • こもる場所がほしい
  • 静かに読書をする空間がほしい
  • 書斎をもつのが夢でした
  • 自分だけの秘密基地のような空間がほしいんだ! など

家づくりの中での想いが、このプラスアルファの空間には込められているような気がします。

上記のようご要望があった方々に私がご提案したのは、天井高をきゅっとおさえた書斎空間。

デスクは造り付け、背後の本棚も造り付けとなっていて、こもるには最適の空間ができあがっています。

この書斎空間はリビングの一角にあり、天井高をおさえた分、上がロフトスペースになってます。

書斎空間

またSOHO、いわゆる自宅でお仕事をされる方のための書斎を提案したこともあります。

こちらも造り付けのデスク、そしてその脇にはたくさんの書類を収めることのできる棚を設けています。

書籍

お施主さんは家事のかたわら、お仕事に集中する空間と時間をここで確保しています。

 

子どもがいる家には「ワークスペース」がオススメ

小さいお子さんがいらっしゃるご家族の方からは、以下のようなご要望を多くいただきます。

  • 家事をしながら子どもの勉強を見たりできるようにしたい
  • 子ども部屋は最低限の広さにして、その分家族の共用スペースに広さをとりたい
  • 家族の誰でもちょっとした作業ができるデスクスペースがほしい など

そのようなお施主さんには、オープンなかたちで家族みんなが使えるワークスペースという空間をご提案しています。

こちらのお宅は、台形型の敷地いっぱいに設計したため、リビングの側面が斜めになっています。

そこに長い三角形のカウンターを造り付けました。

ワークスペース

これによってLDK空間のかたちに一定の平行な感覚をあたえながら、ご家族が勉強したり、読書したり、パソコンをしたり、裁縫をしたりなど、ひとつの空間のなかでそれぞれ思い思いの時間を過ごせる場所となっています

また、こちらは子ども室をはさんだ階段ホールに造り付けのデスクを配置し、共用の勉強スペースとしています。

机の正面には吹き抜けが面していて、下階のダイニングキッチンからその雰囲気を感じることができます。

ワークスペース

書斎やワークスペースなどのちょっとした作業をするスペースは、住宅空間の活用方法をとらえなおすきっかけにもなります。

空間の広さなどに優先順位をもうけ、ちょっと考え方、ものの見方を変えてみるだけで、空間や生活に豊かさが生まれてくるはずです