台風被害、戸建ては「アンテナ」、マンションは「ガラス」に注意!

酷暑による熱中症や、豪雨災害、そして次から次へと日本を襲う台風。

これら2018年の異常気象は、各地で甚大な被害をもたらしました。

関西を直撃した台風21号は、関西国際空港閉鎖で多くの人が孤立、日本各地でも大きな爪痕を残し、今なおその被害は続いています。

台風のニュースを見るたび、その被害の大きさに驚き、引き続き注意と日々の備えが必要であることを感じますが、実際にどのような被害が多いのでしょうか?

今回は、”台風による住まいの被害”のお話です。

戸建は”屋根”、マンションは”窓ガラス”、お店は”入り口”に被害

台風

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「シェアリングテクノロジー株式会社」が、台風21号による台風被害相談に関する実態を調査。

こちらの調査では、最大風速44メートル以上を記録した台風21号により7,443件もの”アンテナやガラス、雨漏り、シャッター”などの台風関連被害と思われる相談が寄せられました。

住宅の被害箇所について見てみると、建物によって台風被害の傾向が違うことが判明しました。

 

”戸建て住宅”では「アンテナ故障」の相談が44.3%でトップ。

また、「雨漏り」の相談も33.5%と、被害の件数が多かったことが窺えます。

それに対し、”集合住宅”では「ガラス修理」8割を超えました。

”店舗”は「ガラス修理」だけでなく、「シャッター修理」も他の建物より被害に遭いやすい傾向があるようです。

自分の住んでいる建物の種類によって、これほどまでに被害に差が見られるとは意外ですよね。

台風時は、戸建て住宅なら「屋根」、マンションなどの集合住宅は「窓」、店舗は「入口」が被害に遭いやすく、とくにその箇所に備えが必要であることが分かりました。

 

ガラス被害の原因とは?

強風

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窓ガラスの被害はその強風が原因と捉えがちですが、窓ガラスは風の力のみで割れるということはほとんどない、ということはご存知でしょうか?

被害の原因の多くは強風に乗って飛んでくる、“飛散物”

例えば、雑誌などの紙であっても、台風の強風に乗って窓ガラスにぶつかってしまうとガラスを割るのに十分な威力となってしまうのです。

台風21号の都道府県別のガラス被害件数を見てみると、”大阪府”が突出してガラス被害が多いのが分かります。

ここまで多いのは、大阪府が高層ビルやマンションが多い大都市であることから、強風の影響を受けやすかったことが考えられます。

大阪

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また、高層ビル街と言えば発生しやすいのが”ビル風”(周辺の建物より、際立って高い建物が建設されると、その建物周辺の風が強くなる現象)。

風の流れ方が非常に複雑な現象といわれているだけあって、ビル風によって強風がより威力を増してしまい、大阪府で多くのガラス被害が発生したことも考えられます。

 

ガラス、シャッター、アンテナの対策

被害件数の多かった箇所はどのような対策が有効なのか見てみましょう。

サッシ

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”ガラス”は、飛来物が原因で割れる可能性が高いため、台風上陸の際は、ガラス付近には何も置かないことは鉄則

またガラスに保護フィルムを貼ることで、ガラスが飛び散るのを防ぐことができますし、ガムテープや養生テープで、窓ガラスにバツ印で貼ることも有効です。

シャッター

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”シャッター”は、必ずすべて降ろしたうえで鍵をかけておくことは必須。中途半端に開いていると、強風でシャッターが吹き飛んでしまいます。

また、中柱がしっかり刺さるように、受け皿をしっかり掃除しておくこともポイントです。

アンテナ

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”アンテナ”の寿命は「約10年」ということをご存知でしょうか?

寿命が近付いているアンテナは、強風で折れやすくなりますし、万が一アンテナが飛ばされてしまうと、近所の方に被害を与えてしまうことも。

自宅のアンテナの使用年数が長い方は、まずはアンテナ交換をお勧めします。

 

いかがでしたか?

最近では、雨風の影響を受けにくい、”平面アンテナ”というものもあります。

カラーバリエーションが豊富なものもあり、見た目もフラットでスッキリしています。今後、台風対策として検討されてみてはいかがでしょうか?

【参考】

※ 【調査】台風21号の被害調査レポート。戸建ては「アンテナ」、マンションは「ガラス」にご注意!

※ 秋のヒント「窓と台風」 | 窓辺のヒント~快適・健康的な暮らし~ | YKK AP