心理学を応用した片付け習慣

5分間で片付けのやる気をおこす!心理学を応用した片付け習慣・その19

「片付けをしようと決めたものの、なんだか今日はやる気が出ない……」

そんな日はありませんか?

人間たるもの、気分の浮き沈みもあって当然です。

ところが、お部屋は放っておくと、容赦なく散らかっていくというのも辛い現実。

そこで今回は、心理学から学べる「どうしてもやる気が出ない時の対処法」をお伝えします。

「やる気が出ない!」のは、誰もが持つの悩み!

アメリカで人気の、マーラ・シリーという整理整頓のプロフェッショナルをご存じでしょうか?

自らをFlyLady(フライレディ)と称する彼女は「5分間お部屋レスキュー」というテクニックを提案しています。

これは「部屋の一番汚い部分を探して、5分間だけそこを片付ける」というもの。

目覚まし時計

M&T / PIXTA(ピクスタ)

一番散らかっている場所を見つけたら、スマホでも目覚まし時計でも良いので5分間のタイマーをセットしましょう。

そして、その5分間だけ片付けをしてみるのです。

 

好きな音楽でも聴きながら、ただ時間を過ごすだけ

ここで注意点です。

やる気が出ない時に「ここを綺麗に片付けなければ……」と考えると、やる気は一層なくなります。

「5分だけだから、すぐ終わる」と考えて、時間を過ごすだけのつもりで臨みましょう。

ちなみに筆者のオススメは、5分程度のお気に入りの曲を聞くことです。

オーディオ

xiangtao / PIXTA(ピクスタ)

好きな曲を聞いている間だけなら、気分が乗らない時間もなんとか過ごせそうです。

しかも、1曲だけで良いのです。

 

5分後、あなたのやる気はどうなるか?

なんとか5分やりきると、目の前の状況はどうなっているでしょうか?

溜まっていたゴミをゴミ箱に捨てただけかもしれませんし、散らかっていた衣類をタンスにしまっただけかもしれません。

ゴミ捨て

kaka / PIXTA(ピクスタ)

ここでまだやる気が出なければ、無理をするのはやめましょう。

「5分頑張ったから、今日はここまで!」と潔く切り上げるのがベターです。

ところが不思議なことに、5分ほど経過した時点でやる気が出てくる人が多いのです。

これが、マーラ・シリーが提案する「5分間お部屋レスキュー」のすごいところなんです。

 

科学的にも証明!たった5分で脳に起きること。

前述のような「5分程度やってみると、なんだかやる気が出てくる」という現象は、昔から研究対象になってきました。

100年以上前のことですが、ドイツの精神科医であるエミール・クレペリンが「作業興奮」という概念を提唱しています。

これは簡単に言うと「作業をやり始めると気分がノッてくる」ということなのですが、近年では脳科学の見地からも証明されています。

掃除

Deja-vu / PIXTA(ピクスタ)

脳には「側坐核」という箇所があり、刺激すると快感を覚えるため“快楽中枢”とも呼ばれています。

この側坐核は、「成果が見える」ということが大好物。

ちょっとした成果でも、「楽しい! もっとやろう!」とやる気をどんどん引き出してくれます。

掃除

A_Team / PIXTA(ピクスタ)

 

片付け作業は、脳の「側坐核への刺激に向いている。

片付けの良いところは、たった5分間でも手を動かせば何かしらの変化が起きること。

「ゴミがちょっとだけ少なくなった」「服が少しだけ片付いた」

服の整理

CORA / PIXTA(ピクスタ)

ほんの小さな変化でも、脳は「成果が出た! もっとやろう!」とやる気を出してくれるのです。

そうなれば、もうこっちのもの。

タイマーが鳴ろうが、曲が終わろうが片付けを続ければ良いだけです。

掃除

kou / PIXTA(ピクスタ)

ついさっきまでやる気が出なかったのが自分でも不思議なくらい、片付けが楽しくなるかもしれませんよ。

 

【参考】

※ Fly Lady.net

※ 児玉光雄『超一流アスリートが実践している本番で結果を出す技術』