(前回までのあらすじ)
「無意味なモノ達大歓迎!」「趣味のモノは飾ってこそ!」の心情のもと、雑貨にあふれた我が家。
とうとう、憧れの「都内で庭付き平屋」を購入したものの、その新居は、わずか37平米。大人2人+大型犬で住むには厳しすぎる。
処分できるものは、とにかく処分しなくては。
「ミニマムライフ」への道が始まります。
■新居で使えるのは、食器棚1つ分だけ。
「食器」って、どんどんと増えていきませんか?
私達夫婦は、本当に質素に新婚生活をスタートさせたので、持ち寄った食器も少ないものでした。
しかし20年のうちに、結婚式の引き出物や、実家からのお下がりなどが徐々に増え、気付けば食器棚も一杯に……。
こんな状態って、決して我が家だけではないと思います。
現在は、食器棚と作り付けの棚がありますが、今度は食器棚1つだけを持ってのお引越し。
したがって、容赦ない処分が必須課題です!
■「捨てる・残す」のボーダーライン上にある物はどうする?
そこで、「何を残して、何を捨てるのか」を判断すべく、とにかく出してみる。広げてみる。並べてみる。
まずは、迷わず処分できるものをピックアップする。ここまでは簡単ですが……。
有るんですよねえ、“処分と保有のボーダーライン”上にあって、心が揺れるものが多々。
出番は少ないけど可愛いものや、反対に好みではないけれど高価な頂き物とか。
そうやって考えると、残す・残さないの基準は、単純に値段やブランドで決まるものではないですね。
■気持ちの整理、こうしてみた
と、まあ、スパッと思い切れない時に、無理矢理捨てても、後悔したりストレスになるものです。
そこで、迷ったもの第1群を食器棚の決めた場所に集め(隔離)、数週間使わずに生活が成り立つかどうかをテストしてみました。
成り立てば処分し、次の第2群をまた隔離……。段階を踏んでの処分です。
結果として、そうやって隔離した食器が復活することは、まずありませんでした。

あ、1つだけ、夫がハンバーガーのタイマーを救い出してました(笑)
逆に、残す食器の条件はといえば、やはり「シンプルで飽きがこない」・「用途が広く、あらゆる兼用が可能」というタイプですね。
時間のかかる方法ではありますが、あまりストイックに自分を追い込まず、気持ちの納得を得た上で、無理なく確実に減らせることができました。
この方法は、食器だけに限らず、洋服や日用品など、「捨てるかどうか迷った時」に、自分でもきちんと納得して、後悔なく処分することができます。
ぜひ、みなさんも試してみてくださいね。
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