「子どもの目を守るライト」BALMUDA The Lightの発表会に行ってきました

BALMUDA(バルミューダ)は新進気鋭のデザイン・技術共に秀逸なメーカーで今まで数々のヒット商品を生み出しています。

筆者もBALMUDA(バルミューダ)のトースターをこよなく愛しているユーザーの一人です。

デザイン・実用性だけでなく、家電には欠かせない「手入れのし易さ」を兼ね備えていて「かなり使える家電」が「お気に入りのインテリア」の一つになる、という魅力的な商品がたくさん。

そんなBALMUDA(バルミューダ)が10月26日に子どもの目を守るデスクライト「BALMUDA The Light」を発売するということでとってもワクワクしながら新製品のプレゼンテーションに行ってきました!

子どもの学習環境の「灯り」の重要性

まず、寺尾社長の「BALMUDA The Light」の製作に至るストーリーを聞いて筆者は軽く衝撃を受けました。

というのも、「灯り」が子どもの視力に及ぼす影響だけでなく、学習や作業における「集中」や「疲れ」そして「子どもの姿勢」にまでも影響を及ぼしているなんて知らなかったからです。

BALMUDA株式会社 寺尾 玄 代表取締役社長

BALMUDA株式会社 寺尾 玄 代表取締役社長

筆者は正直、視力や目の疲れに影響があることは理解していましたが、「集中」ましてや「子どもの姿勢」に影響があるとは全く知りませんでした。

特に「集中」に関しては、周囲の灯りと見ている対象物の近くの灯りとの差が5倍から10倍あると集中力が増すという研究結果があるそうです。(周囲より手元の色温度が5倍から10倍明るいと良いとのこと)

 

リビング学習の「灯り」どうしてますか?

近年多くなっている「リビング学習」ですが、皆さんリビングの照明の他にライトはお使いでしょうか?

一般的なリビング照明の照度は非常に暗く、JIS規格で調べると学習には適さない(非常に暗い)明るさなのだそう!

筆者の子どもたちはリビング照明のみで学習している状況……これは見直しが必要かも。

また、寺尾社長はご自身のお子さんが学習している中で、子どもは身体が小さく、目線が低いので下方向が見づらいことに気が付き、子どもの視界・視力について様々なデータや論文等を調べる中で、近年の子どもの視力の悪化とブルーライトに晒される機会の多い現代の子には特に「目を守るための灯り」が必要だと感じたといいます。

黒板

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

さらに、知り合いの小学校の先生から成績優秀だったお子さんが「見えない」ことを自覚しないまま視力が低下し、黒板が見えないことで成績がどんどん落ちて行った話なども聞き、「子どもは自身の視力悪化に気づかない」という事実を知ってご自身が一人の親として子ども達の目を守るべく、技術屋として出来る総てをつぎ込んで「子ども達の目を守るためのライト」を創るに至った……というのがこの商品開発のスタートなのだとか。

さて、「子どもの目を守るためのライト」は一体どんなライトなのでしょう?

 

国内最高技術の「光」のスペックを持つライト

子ども達の姿勢が悪くなる原因の一つとして、真上から照らす灯りによって頭の影が手元にでき、見えづらい状況が出来上がることにあります。

なので対象物をより近くに見るために姿勢を低くするのか……と筆者は納得。

それに灯りが明るければ明るいほど暗い影を落とし、影を作らない為に遠くに灯りを置くことになれば、灯りの意味もあまりなくなってしまいますよね。

これを改善するために手元から離れた場所からでも十分に照らし、且つ影を作らないライトを目指したのだそう。

そこで、一番手元を照らす灯りにシビアな現場といえる手術の現場を思いつき、手術灯国内シェアナンバー1の山田医療照明に共同開発を依頼して、2社で開発することになったのだそうです。

発表会には山田医療照明の増田社長もかけつけ、開発までのエピソードを聞くことができました。

左 /BALMUDA(株)寺尾社長 右 /山田医療照明(株)増田 順 代表取締役社長 

左 /BALMUDA(株)寺尾社長 右 /山田医療照明(株)増田 順 代表取締役社長

ここで語られたのは、この「BALMUDA The Light」ができるまでのBALMUDA側の徹底的なこだわりと技術への妥協のなさでした。

試作品を何度もボツにしてくるBALMUDA側に、国内最高の照明技術を誇る山田医療照明側も対応が大変だった様子。

こうしてこだわり抜いて、ようやく共同開発して出来上がったのが「Forward Beam Technology」という医療用手術灯をヒントに開発した、子どもの目線の先に影を作らない光です。

妥協なく完成させたこのライトのスペックの高さに子ども達の目を守りたいという両社の強い想いを感じました。

ライトには「Forward Beam Technology」の文字が

ライトには「Forward Beam Technology」の文字が

光がライトの真下ではなく、手前の鉛筆や冊子辺りを照らしていることがわかります。(光源からおよそ30cmとのこと)

光がライトの真下ではなく、手前の鉛筆や冊子辺りを照らしていることがわかります。(光源からおよそ30cmとのこと)

実際にライトに触って感じたのは、遠くにあるライトが手前を照らすので影ができないだけでなくライトが遠くにあることで、手元の作業スペースを広く確保することも大きな利点と筆者は感じました。

子どもってとにかくいーっぱい物を出したまま作業するんですよね。これならライトを据え置く意味はかなりあると感じました。

 

色の再現力は美術館や医療現場並み!しかも目に優しい太陽光LEDを採用

しかもこのライト、子どもの目を守るというコンセプトを徹底的に貫いていて、影ができないだけじゃないんです。

それは太陽光LEDを使っていて光の演色性が高いんです!(演色性は数値が高いほど太陽光に近くなります)

光の演色性はRaという単位で表すのですが、100Raが一番高い値になります。

その演色性がこのライトは、97Raというかなり高い数値で色の再現力が非常に高いのです。

これは色の再現にこだわる美術館や医療現場で採用される照明と同じレベルなのだそう!

山田医療照明と共同開発したことで、医療用LEDと同じ演色性のスペックをもっています。比べると歴然とした差が!

山田医療照明と共同開発したことで、医療用LEDと同じ演色性のスペックをもっています。比べると歴然とした差が!

この太陽光LED色は色の再現性の高さだけでなく、いわゆる青色LED(ブルーライトと呼ばれるあれですね)とは違い、紫色LEDというものになるのだそう。

ブルーライトってみなさんも目によくないとよく聞いていますよね?

このブルーライト、目の角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達することで網膜障害や眼精疲労、睡眠障害に繋がることがわかっています。

ブルーライトを使用しないことで目にも優しいだけでなく、正しい色を認識することができることで

子ども達の目を守りながら、「本当の色」を確認することができるというわけです。

 

「子ども自身でデザインする」遊び心を持ったライト

BALMUDA The Light

このライトには様々なステッカーが付属していて、自分が好きなシールをどんどん貼って「自分だけのライト」にすることができます。

子どもってシール貼るの大好きですよね。

従来のBALMUDAの商品はデザインにも妥協なく、100%デザインを創りこむとのこと。(2000案くらい出すそうです!)

しかし、このライトに関してはデザインは創り込まず、90%まで抑えたのだそう。

それは、子ども達に「自分だけのオリジナルの物」という所有感を持って使って欲しいという社長の願いが込められていました。

確かにステッカーがあるとまた違った雰囲気になって個性的。

確かにステッカーがあるとまた違った雰囲気になって個性的。

また、これだけでなく明るさを6段階に変えられる調光ダイアルにも仕掛けがあり、ダイアルを回すたびピアノの音で音階を奏でます。

昔、プロのミュージシャンを目指していたという社長の音へのこだわりで、総て生録音した音がBALMUDAの家電には採用されているとのこと。

正確な音階を毎日ダイアルを回すたびに聞き取ることで、音の正しい認識につながるかも……と、ここにも徹底したこだわりがあることがわかります。

またライトだけでなく、下の部分が鉛筆立てになっているのですがここにも遊び心と工夫がありました。

ライトが鉛筆立て部分にもついていてちょっとした遊び心も忘れていません。

ライトが鉛筆立て部分にもついていてちょっとした遊び心も忘れていません。

この鉛筆立て、部品が取り外せて掃除がしやすくなっているんです。

また、鉛筆立ての底にはしっかりゴムがついているので、鉛筆を安全に下向きに置くように子どもへのさりげない誘導と底が汚れない工夫がされています。

底にあるゴムがしっかり鉛筆の先をしっかり受けて汚れません

底にあるゴムがしっかり鉛筆の先をしっかり受けて汚れません

また、ライトの角度を変える際も鉛筆立ての部分にしっかりおもりがあり、倒れにくい構造になっていて子どもがライトを倒してしまったりする心配もありません。

このように、「子どもの目を守るライト」のコンセプトを貫くだけでなく子ども心を掴むデザインと遊び心、そして子どもが使うという観点での実用性が高く、非常に考え抜いて作られたライトだということがよくわかりました。

我々の子ども時代とは違い、目を酷使する時代に生まれた子どもたちには、目を守る環境を整えてあげることがこれからの課題になるかもしれません。

近視に悩む子どもが居る筆者宅にもぜひ欲しいと感じたライトでした!

BALMUDA The Light
■幅 191mm、奥行き 264mm、高さ 463mm(標準姿勢)
■価格 37000円(税別)

※ BALMUDA The Light