「中古住宅購入」は買い替えの方が満足度が高い理由

内閣府が2018年8月6日に発表した「マンスリー・トピックス(最近の経済指標の背景解説)」によると、中古住宅成約件数は緩やかな増加傾向にあるんだとか。

空き家対策のためにも、リフォームやリノベーションを活用した中古住宅市場はますます盛り上がりを見せていくと期待されています。

そんななか、この度、不動産比較のポータルサイト「スマイスター」を利用した全国の20歳以上の男女525人を対象にした中古住宅購入時の条件にまつわるアンケート結果が発表されました。

中古住宅購入で譲れない条件は、やはり「価格」!

中古住宅

まずは「居住目的で中古住宅を購入したことがあるか?」という質問に対し、23.0%の人が「ある」と回答

中古住宅を購入したことがある人に「購入した中古住宅の種類」を聞いたところ、「戸建て」が65.3%「マンション」が34.7%という結果が得られました。

中古住宅を購入するとなると、マンションではなく戸建てを選択している人が大多数のようです。

アンケート

そんな中古住宅を購入する際に、「最も譲れない条件」とは何でしょうか。

アンケート結果によると、一番多かったのは「価格」で31.4%、次いで「周辺環境」が12.4%、共に9.9%で「売主の信頼度」と「所在地」が続きました。

意外なことに「教育環境」や「収納」と回答した人はゼロでした。

アンケート

また「2番目に譲れない条件」についても「価格」が21.5%で最多となり、再び「周辺環境」が17.4%、そして「所在地」が9.9%と続きました。

物件価格

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

そして「3番目に譲れない条件」については、それぞれ約10%ずつ減っているものの3番目も「価格」が13.2%でトップになり、「周辺環境」が12.4%、共に9.1%で「売主の信頼度」と「築年数」でした。

最も譲れない条件も2番目、3番目に譲れない条件もトップ3はほとんど同じですが、それ以降は「間取り」や「最寄駅からの所要時間」「綺麗さ」「耐震性・構造」など、かなりバラつきがある結果に。

室内の機能面や中古ならではの築年数における諸々の心配事よりも、価格や周辺環境、そして所在地が重要視されていることがわかります。

周辺環境

ロストコーナー / PIXTA(ピクスタ)

中古住宅を購入する人の多くは、自分たちの想定する予算内で新築では手に入れることができない理想の住環境を求めているのでしょう。

 

中古住宅は初めて買った人よりも買い替えた人の方が満足度が高い

さらに中古住宅に住み替える前に住んでいた家について聞いてみると、

アンケート

「持ち家 戸建て」(34.7%)、「持ち家 マンション」(16.5%)、「賃貸 戸建て」(7.4%)、「賃貸アパート・マンション」(25.6%)、「社宅・官舎・寮」 (6.6%)、「実家」(9.1%)となり、約半数の人が買い替えであることがわかりました。

住宅

Yp111 / PIXTA(ピクスタ)

 

最後に「現在の住居の満足度」を聞いてみました。

アンケート

「とても満足」(全体:25.6%、買い替え:24.2%、初買い:27.1%)、「まあ満足」(全体:57.9%、買い替え:64.5%、初買い:50.9%)、「やや不満」(全体:14.9%、買い替え:11.3%、初買い:18.6%)、「とても不満」(全体:1.7%、買い替え:0.0%、初買い:3.4%)となり、83.5%もの人が満足していることがわかります。

また、初めて買った人より買い替えの人の方が満足度が高いようです。

住宅

7maru / PIXTA(ピクスタ)

これは何度か買い替えることで、より自分が求める条件を満たした中古住宅を購入できている人が多いからでしょう。

また何度か住宅を購入する経験をふむことによって、自分の好きなようにリノベーションやリフォームを楽しむ余裕が生まれてくるからかもしれません。

新築

HAKU / PIXTA(ピクスタ)

筆者は昨年、初めての住宅購入で郊外に新築の戸建てを購入しましたが、一度購入してしばらく住んでみると「次にもし家を買い替えるなら、もっと都心に近い場所にあるお手頃価格の中古住宅でリノベーションやリフォームを楽しんでみたい」という思いが湧いてくることもあります。

当時は家を買うのは初めてだったので家探しの時は「とにかく新築が良い!」と思っていましたが、1年以上住んでみると気持ちの余裕も生まれ、住宅についての知識や視野も広がっていくものです。

中古住宅の購入を考えている方は、今回のアンケート結果をご自身の条件と照らし合わせて、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

【参考】

※ スマイスター総研 【調査】中古住宅は「価格」と「周辺環境」で決まる!

※ 内閣府 マンスリー・トピックス(最近の経済指標と背景解説) 既存住宅を巡る現状について