新しい住み方、リノベーション賃貸って?話題の「ホシノタニ団地」に行ってみた
4月は新生活で職場が変わったり、子どもの入学をきっかけに引っ越したりと、様々な変化がある時期です。
どこに引っ越そうか考えるとき、家賃、立地、設備、周辺環境……、そしてなにより自分らしい住み方であること、などを総合的に考えて物件を選びますよね。
それらを全て叶えてくれる物件に出会うのは、なかなか難しいもの。
そこで、その希望を叶えてくれるかもしれない、大注目の「リノベーション賃貸」という住み方をご紹介しましょう。
■リノベーション賃貸とは?
「リノベーション賃貸」とは建物を壊さずに、リノベーションを行うことで、新たな付加価値を付ける賃貸手法です。
それによって賃料などを上げたり、入居率を増やす効果があります。
住む人にとっては、新築で掛かる費用よりも、はるかに手頃な価格で新しい住まいを楽しむことができます。
今回はその代表作である、神奈川県座間市の「ホシノタニ団地」を事例に上げて紹介しましょう。
■「ホシノタニ団地」が作る、住まいの新しいカタチ
ブルースタジオが手掛けた「ホシノタニ団地」は、座間市にある築46年の小田急電鉄の社宅を再生した事例です。
もともと企業の社宅として使われていたものですが、建物の老朽化に伴って、社宅を閉鎖することに。
そこで、従来の躯体は残したまま、賃貸住宅としてリノベーションし有効活用することとなりました。
一階部分や敷地内は、子育て支援施設、カフェ、貸し菜園、ドッグランなど、住人以外も使える施設へと改装。
賃料も7万円~9万5千円と、とても手が出しやすい価格なんですよ。
中でも「シェア畑」という、サポート付き農園は今まで団地にはないもの。
住戸とは別で使用料がかかりますが、野菜作りを楽しむことができます。
また「ホシノタニ団地」は座間駅や小田急マルシェに隣接しているので、地域住民が交流するうえでもかかせない場所となっています。社宅時代には考えられなかった賑わい振りです。
■リノベーション賃貸の人気
「リノベーション賃貸」の中には、カスタマイズ賃貸など自由にリフォーム、DIYができるものも増えてきており、若い夫婦にもとても人気があります。
新築住宅を購入する時に35年ローンなどをすることなく、容易に豊かなライフスタイルを得ることができる。そんな時代が身近なものとしてきています。
興味のある方はぜひためしてみてはいかがでしょうか?
【取材協力】
※ ホシノタニ団地
※ ブルースタジオ(企画・設計監修)
薬師寺将・・・ブルースタジオ勤務。マネージャー。