夫の田舎?都心の納骨堂? お墓について考える「江上剛×井上理津子」トークイベントが11/7に開催!

住まい選びや親の介護の次に、いずれ向き合うことになるのが「お墓」のこと。

まだ先のこと、とはいえ、特に田舎から都心に出て暮らしてきた夫婦となると、なおさら気にかかりますよね。

遠くてめったに行くことのない田舎のお墓の管理をどうするのか?

縁のない夫の実家のお墓には入りたくない、子どもたちの世代にも負担となりそう……様々な不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

「お墓」をテーマに面白おかしく描かれる、まさかのストーリー

お墓

PHOTO NAOKI / PIXTA(ピクスタ)

小説家・江上剛さんの新刊『一緒にお墓に入ろう』は、そんな「お墓」をテーマに面白おかしく、まさかのストーリーが展開し、読めばお墓についてのノウハウも得られる小説。

「ぼくは今64歳で、大学の同級生など仲間で集まると、みんな病気か墓の話ばかり」と言う江上さん。

そうした体験が小説では、大手銀行の常務取締役執行役員にまでのぼりつめた主人公・大谷俊哉(63歳)に投影され、描かれます。

久しぶりに大学時代の同窓会に顔を出すと、一人が妻と熟年離婚し、若い女性と暮らしていると話し出した。

同窓会

Kazpon / PIXTA(ピクスタ)

「……女房ともめた時、彼女が俺に言ってくれた言葉があるんだ」

「何、どんな言葉?」

優実が身を乗り出す。

「一緒にお墓に入ってもいいのよ」

豊川が目を閉じて、思い出すようにひと言ひと言かみしめて言う。

俊哉は、その言葉に再び動揺した。

一緒に墓に入ろう……。麗子が言った言葉と同じだ。

そうして「老老介護」「墓探し」「納骨堂」「墓の過疎問題」……辛気臭い話題ばかりが膨らんでいく。

 

「墓マイラー」がさまざまなお墓に行き、生の声を収録した『いまどきの納骨堂』

雑司ヶ谷

りちょふ / PIXTA(ピクスタ)

時を同じくして発売された、井上理津子さん著『いまどきの納骨堂』(小学館刊)は、実際にさまざまなお墓の現場に行き、生の声を収録したルポ・ガイド。

「墓じまい」や「改葬」のこと、「納骨堂」「散骨」「樹木葬」など現代人のお墓選びの多様性が詳細に綴られています。

井上さんは東京・雑司ヶ谷霊園の近くに住み、毎日お墓散歩をしていた「墓マイラー」。

誰にもお参りされずに荒れたお墓が増える様子を目にするなど、お墓に対する人々の考え方が変わってきていることを肌で感じたとか。

 

お墓の意味やあり方をテーマにしたトークイベントが11月7日に開催!

そこで、「お墓は生きているうちに自分で決めるか、子どもに託すか?」「田舎の墓を選ぶか、都心の納骨堂もアリか?」「お墓は誰のものか?」などなど、お墓の意味やあり方をテーマに、江上剛さんと井上理津子さんの新刊発売記念トークイベントが開催されることに。

「お墓、どうしよう?」と悩んでいる人は、ぜひ足を運んで、人生後半の問題に向き合ってみませんか。

【11月7日(水)19時~トーク&サイン会イベント開催決定!】
東京・三省堂書店有楽町店にて、井上理津子さんと江上剛さんのトーク&サイン会イベントが開催決定!

『一緒にお墓に入ろう』と『いまどきの納骨堂 変わりゆく供養とお墓のカタチ』(小学館)との発売を記念し11月7日(水)19時より、東京交通会館3Fにある「喫茶ジュン」にて開催。

お申し込み、お問い合わせは、三省堂書店有楽町店まで。たくさんの方のお越しをお待ちしています。

 

■江上剛(えがみ・ごう)/1954年兵庫県生まれ。

早稲田大学を卒業後、第一勧業(現みずほ)銀行に入行。
1997年に発覚した第一勧銀の総会屋利益供与事件では、広報部次長として混乱収拾などに尽力。
高杉良さんの小説『呪縛 金融腐蝕列島II』のモデルになる。
在職中の2002年に『非情銀行』でデビュー。『ザ・ブラックカンパニー』『ラストチャンス 再生請負人』など著書多数。
テレビやラジオでコメンテーターとしても活躍中。

『一緒にお墓に入ろう』(扶桑社刊 1620円)

【あらすじ】大手銀行の執行役員大谷俊哉。東京で勝ち馬に乗った人生を歩んできたものの、仕事への“情熱”など疾うに失われている。
妻はもとより、十数年来の愛人・麗子との関係もマンネリ化。
そんな中、兵庫県丹波にある実家の母が死んだ。
地元で暮らす妹は嫁いだ身を理由に、墓を守るのは長男の役目だと言って譲らない。妻は田舎の墓には入りたくないと言い出す。
ああ、俺にはお前しかいない……「一緒に墓に入ってくれ」。麗子に勢いで言ってしまった。
そして、順風満帆だったエリート人生が狂い始める。「お墓」をテーマに綴った異色の人生ドラマ。

 

■井上理津子(いのうえ・りつこ)/1955年奈良県生まれ。

タウン誌記者を経てノンフィクションライターに。
『葬送の仕事師たち』『親を送る』『さいごの色街 飛田』『夢の猫本屋ができるまで』など著書多数。

『いまどきの納骨堂』(小学館刊 1,296円)

著者・井上理津子さんがさまざまなお墓の現場に行って取材した生の声を収録したルポ・ガイド。
墓じまいや改葬のことから納骨堂や散骨、樹木葬のことまで、詳細に綴っている。