寒い冬は子どもとお家でぬくぬく!「退屈せず過ごせる」オススメ北欧アイテムとは?
筆者が住む、北国フィンランドでは、寒さが厳しく、冬の間は室内で過ごすことが多くなりがちです。
外は暗い冬空だからこそ、室内は暖かく華やかにしたいと、インテリアや雑貨にはとてもこだわるんです。
子どもだって、冬の間はなかなか外に出られず、お遊びはもっぱら家の中。
そこで今回は、小さな子どもが外に出られなくても退屈しない、フィンランド流の工夫をご紹介します。
■吊るして華やかに!定番のモビール。
ゴロゴロ、ヌクヌクと楽しむベッドや、オムツを変える台の上などには、北欧流定番インテリア「モビール」を吊り下げましょう。
いつもは動き回っている子でも、モビールの下ではジッとモビールを目で追ったり、手を伸ばしたら指先が届くくらいに吊り下がったモビールをツンツンと指で触って、ユラユラさせたりして楽しんだりしてくれます。
モビールの動きはゆっくりなので見つめていると心がほっこり落ち着くので大人にもおすすめです。
■好きなモビールを作っちゃうのも楽しい!
モビールを飾るだけでなく、お子さんと一緒に手作りするのもいいですね。
天気の悪い日に、親子で色塗りを楽しんで一緒に作りあげれば、その時に楽しいだけではなく、後々まで残るので良い思い出になります。
実は大人も、子どもと同じくらい真剣に色彩を考え、のめり込んでしまうほど楽しく夢中になれますよ。
■散らかったお部屋も伝統工芸のカゴでスッキリ見せる!
北欧インテリアには欠かせないのが、カゴアイテム。
とくに、白樺で作られた丈夫で長持ちするカゴは、フィンランド語で「pärekori(パレコリ)」と呼ばれていて、北欧では昔から作られて使われています。
伝統工芸であるpärekoriは、シンプルでモダンな現代のインテリアにも馴染むので、世代を超えてフィンランド人に愛され続けており、フィンランドでは、ほとんどの家で必ず1つはあると言えるほどのアイテムです。
大きさも形もいろいろ。
果物を入れて食卓に置いたり、キッチンのリネンを畳んでしまっておくのにちょうど良いサイズだったり、洗濯物のバスケットで使えるほど深くて大きかったり、暖炉の薪を入れておくラックとして使われていたり……と、家の中でいくつもあるほど、大変ポピュラーです。
中には、この「pärekori」を、新生児を昼寝させるベットにする人もいます。
カゴに紐を上手に取り付けて天井から吊り下げたり、そのまま床に置いて、お昼寝ベットとして使います。
子どもが大きくなったら、同じカゴはおもちゃ箱に大変身。
子どもは遊ぶことが大好きで、夢中になると、部屋全体がおもちゃ箱をひっくりかえしたようになってしまいますよね。
遊んだ後はとにかくカゴにおもちゃを入れておけば、見た目もすっきり片付きます。
それでも見苦しかったら、サッと布をかけてしまえばOK。あっというまに見栄えが良くなります。
重要なポイントは、「おもちゃはこのカゴに入るのみの量だけ」と決めておくこと。
これを守っていると子どもが豪快に遊んだ後でも簡単に片付いた部屋に戻せる上、カゴは見た目も素朴な風合いで可愛らしいので、お部屋のインテリアとしてもポイントが高いアイテムです。
モビールとカゴで、冬のおうち遊びも、きっと楽しくすごせるはずです。ぜひインテリアショップなどで探してみてくださいね。