三日坊主にさようなら!上手くいく「家計簿」の選び方と付け方

わたなべ りょう / PIXTA
もうすぐ新年度。
新しい手帳と共に、家計簿もたくさん書店に並んでいますね。
「家計簿が長続きしない……」
「家計簿をどう付けて良いか分からない……」
「家計簿を付けたところで、どうしたら良いか分からない……」
そんなマイナスの感情が、家計簿を付けない理由になっていませんか?
家計管理はデジタルな方法もありますが、今回は、アナログ家計簿を使って、上手に家計管理できる家計簿の選び方と付け方のポイントについてお伝えいたします。
■「家計簿」を選ぶポイント2つ
(1)貯蓄の目的や貯蓄額の目標を記入する欄があること
まず、「何の為に、いくら貯蓄するのか」を家計簿を付け始める前に、決めておきましょう。
目的やゴールを意識しておくことが、長続きの秘訣です。
(2)月の“お金の流れ”が見開きページで確認できる
家計簿を続ける上で重要なポイントは、“見やすいかどうか”です。見にくいと、面倒になってしまいますよね。
収入、支出、貯蓄の毎月の結果がパッと見て分かる事が大切です。
特に、支出に関しては、
- 固定費=生活に欠かせない支出(家賃、光熱費、通信費、保険代、駐車場代など)
- 流動費=毎月、金額が変動する支出(食費、交際費、娯楽費など)
- 特別費=数年に1回必ずかかる費用、大型支出(年払いにしている支払い、車検代、家電や車の買い換え代など)
が分けて書ける様になっていると良いですね。
■家計簿の付け方のポイントは?
(1)細かく付けすぎない
よくあるのが、「この支出は、どの項目に入れたら良いの?」「1つのお店で食品と日用品を買ったけど、どうやって書けば良いの?」と悩んでしまい、手が止まってしまうこと。
基本的には人に見せるものではないので、大ざっぱで大丈夫です。
付け始めは「何に使ったか」よりも、「月の支出がいくらになっているか」を把握することを心がけましょう。
(2)毎月、1つの項目に注目して分析する
1度に全てを家計改善するのは気合いが必要です。
「何だが気が重いな~」という方は、「今月は、被服費を細かく見よう!」「通信費が安くならないか、検討してみよう!」など、毎月1つの項目を見直していくことをオススメします。
無駄な買い物をしていないか、必要な買い物だったか、費用を抑える事はできるか、など、ご自分の価値観と照らし合わせて、振り返ってみてください。
いかがでしたか?
まずは、無理なく続けられる家計簿選びから始めてみてくださいね。また、デジタルツールを使った家計管理も基本は一緒ですので、ぜひ参考になさって下さい。
家計簿を付ける事が目的ではなく、お金を貯めることが目的の家計管理。
家計簿をきっかけに、ご自分のお金の流れについて知り、ゴールに向けて流れを変えていってください。
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(著者プロフィール)
冨士野喜子・・・大学卒業後、教育出版会社、外資系生命保険会社を経て独立。2009年に結婚し、現在は一児(2歳)の母。20~30代へ向けたライフプランニング・相談業務・セミナー講師として活動中。
結婚、出産、子育てなどのライフイベントを踏まえて、夢を叶える為の計画(ライフプラン)を立て、それに伴うお金の貯め方、家計費節約、生命保険の活用、住宅ローンを含めた住宅取得のアドバイス、女性の働き方などの提案を行っています。