マンションの消防設備点検って何をするの?散らかってても気にしなくていいって本当?

今回はマンションの消防設備点検について書いてみます。

マンションで実施される設備点検の中でも、排水管清掃と消防設備点検は居住者の協力が必要になります。

どんな点検項目があるか、また受けるときのコツについてまとめてみました。

マンションの設備点検では作業員が室内に入るものがある

機械式駐車場

YNS / PIXTA(ピクスタ)

数多くの家庭が共同生活を送る場であるマンションには多くの機械が設置されており、トラブルの発生を未然に防止するため、それぞれの設備に応じて一定の周期で点検が実施されています。

エレベーターや機械式駐車場、給排水設備といったものは委託している管理会社が手配して点検を実施するため、居住者としては特に意識していなくてもいつの間にか完了しているものです。

一方で消防設備点検や排水管清掃は専有部も関わってくるため、実施に際しては作業員が室内に入ってきます。

 

消防設備点検はここをチェックする

消防設備点検には6か月ごとに行う機器点検と1年に1回行う総合点検があります。

機器点検は設備の適正な配置や損傷の有無をチェックする外観点検、簡易な操作で判断出来る事項を確認する機能点検から成り立っています。

一方総合点検は設備を実際に作動させたり使用したりして異常がないかを確認します。専有部の点検でチェックするのは以下の事項です。

 

消火器

消火器は火災が起きる前の初期消火活動に非常に効果を発揮する重要な設備です。

消火器
通常は収納やシューズボックス内にしまい込まれている事例が多いため、消防点検のときにのみ日の目を見るという場合が多いのではないでしょうか。

消火器
容器の変形や破損、安全ピンの有無、ホースの詰まり・ひび割れの有無、使用期限等をチェックし、問題がなければ点検済票に記入します。

 

火災報知器

マンションの居室には火災報知器が設置されており、こちらの点検も実施します。

通常では棒の先に取り付けた装置を天井の報知機に押し当てるのですが、この装置の中には熱源が入っており、これによって火災報知機を発報させます。

火災報知器
このとき、管理室で別の作業員が警報盤をチェックしており、発報がきちんと表示さるか否かを確認します。

そのため居室内の作業員と管理室の作業員は「〇〇号室発報させます」「〇〇号室発報確認しました」というように互いに連絡をとりあったりしていました。

 

避難はしご

避難梯子
バルコニーに設置されている避難はしごも点検します。避難はしご
避難はしごのフタは上下で連動しており、上階でフタを開けると下階でも開く構造になっています。

避難はしご
奥にある赤いレバーを操作するとはしごが一気に下がります。

はしご
問題ないことが確認されれば手前のハンドルをはしごに設置し、ハンドルを回転させてはしごを収納します。

避難はしごの下に物が置かれていると万一の際に避難の障害になるため、フタの下には何も置かないよう注意しましょう。

これも点検の際の重要なチェック項目になります。

 

「部屋が散らかっている」はまったく気にしなくていい

マンションに住んでいる人のなかには、知らない人はできる限り家に上げたくないという人も多く、「部屋が散らかっていて恥ずかしい」ということで室内の点検を嫌がる方も多いです。

ですが、マンションに関わる仕事をしている人は多くの部屋を見てきているため、部屋が多少散らかっているくらい何とも思わないものです。

点検
仮に室内が足の踏み場がないような場合であっても、棒の長さを調節することにより廊下からでも報知機まで届かせることができます。

点検に協力することは「義務」ではありませんが、消防設備の点検は万一に備えて重要なものですので、可能な限り協力するようにしましょう。