合格率は約20%!インテリアコーディネーター資格試験を受験してみた!
はじめまして。元インテリアデザイナーで現在、赤ちゃん子育て中のyukaです。
元々結婚するまでショップのインテリアデザイナー、妊娠5か月まで不動産のインテリアコーディネーターをやっていましたが、その時は特に資格なく働いていました。
妊娠5か月を過ぎ、不動産会社を退職したとたん、体はとても楽になりましたが暇で暇で仕方なくなってしまい、インテリアコーディネーターの資格取得にチャレンジすることに!
今回は「インテリアコーディネーター」の資格を受験して合格するまでの経験についておはなししたいと思います。
「インテリアコーディネーター」ってどんな資格?

U-taka / PIXTA(ピクスタ)
「インテリアコーディネーター」という資格を、インテリアに興味がある方は一度調べたことがあるかもしれません。
民間資格でありながら、取得には広い知識が必要で、合格率が20%前後と低いことも有名です。
インテリアコーディネーターという資格は、公益財団法人インテリア産業協会という団体が認定している資格です。
「住まい手にとって快適な住空間を作るために適切な提言・助言を行うこと」を目的にしています。
一次試験は筆記!暗記のコツは?
インテリアコーディネーターの試験は1次試験と2次試験があり、1次試験は4択のマークシート方式のテストで、毎年10月の第2日曜日に行われます。

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インテリアコーディネーターの試験はとても範囲が広く、インテリアの歴史や家具の作品名とその作者、コーディネーションの計画や構造・設備や、驚いたのは茶室にまつわる問題でお茶の作法まで。
インテリアにまつわる知識のすべてが出題されると考えていいと思います。
勉強の方法は、通学、通信講座、独学の3種類がありますが、私は独学を選びました。
理由は妊娠中でつわりの時期は過ぎてましたが、通学するのにも時間がかかるし自分のペースでやりたかったからというのと費用問題。
もうすぐ子どもが生まれるし、しばらく働けないので、なるべくお金をかけないことにしました。
公式テキストがあるので、私はこのテキストと用語集、過去問で勉強開始。

使用したテキストたち
最初は公式テキストから勉強を開始したのですが、テキストも細かく書かれており、これじゃ試験まで時間が足りない……。
そこで、勉強方法を見直すことにしました。
その方法とは、過去の問題を解いて、わからない単語にはアンダーラインをひき、さらに間違った問題やわからない問題は公式テキストで調べていくことでした。
時間がたくさんあったら、もっと勉強量を増やしたかったのですが、妊娠中の眠気が半端なく、結局1日3~4時間くらいの勉強量でした。
とにかく範囲が広いので、コツは身近にある家具や廊下などを図ったりインテリアショップに行って実際に体験し、日々の生活を意識して過ごすことかなと思います。
2次試験の「小論文」と「製図」は難しい?
1次試験の結果は2次試験実施の1か月前に正式な通知が届きますが、そこから2次試験の勉強をするのでは間に合わない!
普段、小論文を書きなれていたり、製図を書いている人でも十分な対策は必要です。

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なので、ほとんどの人が1次試験が終わったら各資格学校や通信教育が実施している正誤サービスを利用して合格してそうなら2次試験の勉強を始めます。
私は某有名な通信教育が実施している正誤サービスを利用して、自分がほぼ合格していることを確認して2次試験に取り掛かりました。
2次試験の小論文はあるインテリアに関するワードについて自分の考えや知識を書いていきます。
コツは、一次試験で出てきたワードをただ暗記するだけではなく自分なりの考えやそれについて説明できるようにしておくことと、文章を書くことに慣れていなければ過去問をまねして書いてみるのも効果が大きいと思います。
一方、製図はとにかく過去問と予想問題集などを利用して描きまくること!

製図道具。左から丸だけのテンプレート、定規、三角スケール、色鉛筆、シャーペン、消しゴム
これだけは慣れなので、描き慣れることが重要です。
いよいよ試験当日!3時間の長い試験は正直、妊婦にはつらい
最終試験となる2次試験は12月にありますが、この時すでに私は妊娠8か月。
一番の悩みはおなかが大きくなるにつれてトイレが近くなる、トイレ問題でした。

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3時間の長い試験に私は耐えられるのかとても不安でしたが、そんなことを忘れさせてくれるくらいの試験問題でしたので試験時間中は忘れることができました。
しかも途中でトイレに行くことはできないので、試験を受けるときは直前に水分を取らないようにしたほうがいいかも。
出産予定日前に知った合格通知。
結果通知書が届くのが2月中旬でした。
里帰りしていたので夫に通知書を持ってきてもらいました。
「また資格勉強したくないなー」とか「来年赤ちゃんいて勉強なんかできるのか」とか「まあ来年の試験ではトイレもそこまでで辛くないか」とかいろいろ思いながら開封。
そこには「合格」の二文字が。
出産予定日ギリギリ前に受け取った合格通知は、短い期間ですが、自分なりに努力して勝ち取ったものなのでとてもうれしかったです。
こうして私はインテリアコーディネーターの資格を手に入れることができました!
インテリアコーディネーターの資格勉強をしたことで個人的に役立ったこと
現在、ヘーベルハウスでマイホーム計画中なのですが、間取りの打ち合わせやインテリアの打ち合わせで役立つ場面が多くありました。

自分で赤入れした図面
例えば打ち合わせ中に専門用語が出てきてもわかることも多いですし、カーテンなどの種類にも詳しくなるのでインテリアの打ち合わせでは進められるがままではなく、自分で「こうしたい、ああしたい」と発言することができました。
私自身は子育てが落ち着いて再就職やフリーになるときに役立ちそうな資格と思ってインテリアコーディネーターを選びましたが、
マイホーム計画をする前に勉強してよかったと実感しています。
【参考】