貼ってはがせるシール壁紙、DIYして本当に簡単にはがせるの?
貼ってはがせるシールタイプの壁紙ってずっと気になっていたのですが、なかなか手が出せずにいました。
前回に続いて「貼ってはがせるシール壁紙 WALLPROPS」の作業のプロセスから仕上がり、シールタイプの壁紙を使ってみての感想をレポートしたいと思います。
貼ってはがせるシールタイプでも甘くはなかった貼る作業!その原因とは?
過去に古い団地の一室をDIYも積極的に行って再生させた私たちなので、シールタイプの壁紙だったら簡単だと思っていました。
でも家の壁や天井って、意外と垂直・水平ではなかったりするんですよね。
スタート地点で左の縦ラインに壁紙を合わせて貼っていくと、右のエンド地点では斜めの隙間ができてしまいます。
しかも太いストライプ柄は、2色の巾が均等に並んでいてこそ美しいので、半端な巾の部分が端に入ると、何ともアンバランスに。
そうした調整に夫婦二人で悩みながらの作業。カットした細い壁紙で端の隙間をうめたり。
大騒ぎしながら、なんとかでき上がった様子がこちら。
ライトアップで、ピンクのフラミンゴやグリーンが映えます。
努力の甲斐あって、「大人っぽくソフトなアクセント」という狙い通りにはなりましたが、太い縦ストライプは難易度が高いので注意が必要です。
壁紙なのに使える意外な場所とは?
ホームページの説明書に、なんと「浴室など水のかかる場所にも使えます」と書かれていて驚きました。
そこで実験的に、わずかに余っていたものを浴室のタイル壁面に貼ってみることにしました。
しかし、タイル目地の影響でしょうか?
こういったシート材を貼り慣れている夫でしたが、ゴムべらもこまめに使っても、どうしても気泡がいくつも入ってしまいました。
特に無地に近い太いストライプ柄だと、気泡がとても目立つのです。もちろん目地もわかります。
これがカラフルで細かい抽象柄であれば、気泡も目地も目立ちにくかったと思います。
貼ってから1か月。この間、大型犬のシャンプーを2回しました。
水は頻繁にかかっていましたが、浮きや剥がれは生じず、貼った時の状態をキープ。
水に強いのは確かなようです。これなら応用範囲が広がりますね!
そしてやってきたはがす時…、しかし!
貼ってはがせるシール壁紙をはがす時がやってきました。
ゆっくり慎重にはがしていきます。
もとのペンキが点々とはがれてしまうのと、何といっても壁面にシールのベトベトが残ってしまうという事態に!
実はこの壁、もともと「貼れない」に分類されていた、ツヤ消し塗装面だったんです。
「いざ貼ってみれば意外と大丈夫なんじゃない?」といった期待とチャレンジ精神で踏み切ったのですが、壁のベトベトはホコリも付くので致命的ですね。
ここはアクセントクロスとして、残しておくことにしました。
では、浴室はどうでしょうか?
こちらは、塗装壁よりはがすのに力はいりますが、はがした後にベトベトはまったく残らず、とても綺麗にはがせました。
いかがでしたか?
できれば一般的なビニールクロスの上に貼る実験や、既出の国産品との比較があれば、もっとよかったですね。
とはいえ、柄で難易度が左右されること・適さない壁に貼ると生じること、どちらもやってみなければ、わからなかったことです。
商品名のプロップスとは、映画や舞台で使われる小道具の意味だそうで、「家の壁面や家具、ほんの一部分だけでも好きな色柄になっていれば楽しくなる」といったメッセージが込められているのでしょう。
確かに苦労はしましたが、結果この場所、今ではとってもお気に入りになっています。