機能性の高い「茶箱」を、インテリアアイテムとしてデコってみる

usapan / PIXTA
日本の伝統的収納アイテム「茶箱」。
外側が杉材で、内側はブリキの2重構造になっており、湿度の高い日本で、乾燥されたお茶を最適に保管するために作られた保存箱です。
その、高い防虫・防湿性から、お茶のみならず、お米、着物、カメラなど、さまざまな収納としても使えることを、前回ご紹介しました。
今回は、この「茶箱」を、インテリアとしても使うアイディアをご紹介しましょう。
■茶箱の魅力は、「ナチュラルな未塗装の杉材」であること
茶箱は、ナチュラルな未塗装の杉材と和紙で仕上げられているので、塗料も良く乗りますし、接着剤も良く付きます。
そのため、DIYのポテンシャルの高さも人気のヒミツ。
インターネットで検索すれば、ペンキを塗ったり、布を貼った素敵な例が沢山見られるのですが、もっと自由に、特別な準備もいらず、後片付けもラクチンな方法はあるだろうか?
筆者が家中さがして、使えそうなアイテムをご紹介しましょう。
■1:タイルでデコる
茶箱がガーリーなフレンチ風に。タイルは両面テープで貼り付けることが出来ます。
ただし、どうしてもタイルの厚みがあるため、色の付いていない側面が少し気になりました。
■2:ステッカーなどをペタペタ貼ってデコる
トランクに見立てて、ステッカーをバランスよく貼ると、旅行を連想させる楽しいイメージに。
スタンプを何箇所か押しても味が出そうです。
応用編として、柄のおもしろい紙のコースター。こちらは、同じ形で位置を揃えてみました。
■3:取っ手やツマミでデコる
パステルカラーのガラス玉も、ポップカラーのシリコンもよく似合いますね。
こんなラベルが入れられる金物を取付けて、数個並べると中身がわかる上に雰囲気も良いです。
■4:「マステ」でデコる
デコの代名詞、マスキングテープは外せません。
そもそもマスキングテープも素材は和紙。それだけで茶箱とのマッチングは約束されたようなものです。
カラフルに可愛く。
モノトーンでクールに。
ちなみに、写真の黒はマスキングテープではなく、ビニールテープを用いてみました。エナメルのような質感が茶箱とは対照的で、逆におもしろい効果が出ています。
しなやかなので貼りやすく、剥がす時に跡も残りません。
マスキングテープもビニールテープも、もとはといえば建築現場で使われてきた業務用品。安くて機能的な素材は、デコるにも優秀アイテムなのです。
自由な発想で、どんどんチャレンジしてみてくださいね!