日を追うごとに寒さが増してくるこの頃ですが、帰宅して部屋が暖かいとホッとしますよね。
皆さんのお家ではどんな暖房器具をお使いですか?
築3年の一戸建の我が家では、新築時に悩んだ末設置した”電気蓄熱暖房機”を使っています。
遊びに来た友達に「これ何!?」と聞かれることも多く、まだまだ認知度は低いのかもしれませんが、今回はその使い心地やメリット・デメリットについてお伝えしたいと思います。
「電気蓄熱暖房機」ってどんなもの?
筆者も新築時にその存在を始めて知ったのですが、電気料金の安い深夜電力を利用して、蓄熱レンガに熱を蓄え効率よく暖房をする器具なんです。
火を使わず室内の空気を汚さない”安全でクリーンな暖房機”といえます。
さらにマイコン搭載で蓄熱時間を自動的に調整してくれるので無駄な電力消費を抑える、という賢い機能も。
暖房機からの放熱によって、朝起きた時や帰宅時なども部屋は暖かくて、冷え性の筆者にはとても快適です。
「電気蓄熱暖房機」は本当に温かい?そしてコスパは?
しかし真冬は少し物足りなくて、LDK20畳+子ども部屋約5畳の空間では少し寒く感じます。
我が家は天井を高くしているため、冷暖房が効きにくいのです。
そこで、一昨年は通常運転+ファンを連動させました。放熱+温風を足すのです。
ファンは、右上の”ファン”のボタンを押すだけで温風が出てきます。
放熱だけならかなり経済的ですが、ファンを回して使用すると一か月の電気代は25,343円(平成28年2月)かかりました(オール電化のため、電気・給湯すべて含む)。
そこで昨年はファンをやめて、エアコンを併用。どちらがお得か試してみました。
夏の冷房時に、28℃24時間運転にしたところ、電気代が安く済んだので、暖房でも試してみたくなったのです。
すると、一昨年25,343円に対して昨年は25,700円、今年は25,190円という結果。大差ありませんね(すべて2月です)。
電気蓄熱暖房機のメリットとデメリット
電気蓄熱暖房機のメリットは以下になります。
- ストーブに使う灯油など、補充する手間がなく楽!
- 24時間運転しているのでいつも温かく体調も崩しにくい
- 肌寒い日の緩やかな暖房が心地いい
初期購入費は約40万円とお高いので迷いました。
でも故障が少ないと聞き、長期的に考えてメリットを感じて設置したのでした。
デメリットは、当初、放熱だけで電気代が節約できて、しかも温かい!と思っていたので、ファンや他の暖房を併用するのは少し誤算でした。
でも我が家のように平屋・天井高の間取りでなければ、放熱だけでも暖かいのかもしれません。
また、動かすことができないため、設置するスペースがいります。
ちなみにサイズは、約長さ137センチ×奥行30センチ。
そして、気になるのは災害時。ライフラインが断たれた時の対策が我が家の課題です。
こちらはおまけ画像。こんなふうにもたれると、熱が伝わってきてとても気持ちよく、冬はこれが毎朝の風景です(笑)。
このような使い方はメーカーは勧めていませんので、自己責任においてテレビ鑑賞中です!
同じ暖房機を使っている知人宅では、朝食のパンをここに寄りかかって食べる、なんてこともあるようです(笑)。
いかがでしたか?
電気蓄熱暖房機のメリット・デメリットをご紹介しました。
間取りや住む人の価値観に合わせた暖房器具を選んで、”快適にお得に”暮らせるといいですね。
(ライター/ライフオーガナイザーかねこりか)