簡単便利で、しかもエコ!いざと言う時に使える「ロケットストーブ」って知ってる?
「ロケットストーブ」って聞いたことありますか?
身近なものを使って低価格で制作でき、しかも煮炊きもできる画期的アイテムです。
仕組みさえわかれば簡単にできるので、キャンプやアウトドア、また、もしもの震災時に備えて静かなブームになってきているんです。
■「経済性に優れているエコなストーブ」
「ロケットストーブ」の利点は、燃焼力が高く、煙が少ない、経済的かつエコであること。
通常の薪ストーブと違い、シンプルな構造にも関わらず、燃焼率も薪ストーブと比べて2/3~1/2程度。
完全燃焼時には煙もほとんど出ないため、筒の上部で煮炊きもできるのです。
熱を送り出す「ヒートライザー」と言う部分が“ロケットの噴射口”に似ていることから「ロケットストーブ」と名付けられました。
また優れた熱効率などからも、少ない廃材で燃焼するため「エコストーブ」とも言われています。
■「もしもの震災時にロケットストーブ」

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ロケットストーブは熱効率や手軽さ、低コストなどの理由から様々な用途に使えるため、緊急時の煮炊きや暖房設備としても注目を浴びています。
東日本大震災では交通被害も多く発生し、避難所の多くは暖房設備や調理用の熱源を確保しにくい状態が続きました。
そんな中、注目を集めたのが手軽に制作できる「ロケットストーブ」です。
インターネットなどで現地に向けて制作を伝える情報が流され、ボランティアでロケットストーブを制作し現地へ送るボランティアも展開されたそうです。
冬が終わる前に、この「ロケットストーブ」を制作してみたい!
そんなわけで、筆者はロケットストーブを制作できる山暮らしの方に指導を仰ぎながら、制作してきました。
次回は、その様子と、気になる「ロケットストーブの作り方」をご紹介したいと思います。