大掃除に対する意識は高ストレス者か低ストレス者かで違うって本当?
2018年もホリデーシーズンを迎え、年末年始もすぐそこ。
心がウキウキする……はずのこの季節ですが、やるべきことがありすぎる上にお出かけやパーティーで出費も重なるので、実はかなりストレスが溜まる時季でもありますよね。
では、年末に実行する人が多い「大掃除」をなるべくストレスを溜めずに乗り切るためにはどうすべきでしょうか?
今回は、高ストレス・低ストレスの人の大掃除の仕方を比べて、この時期を低ストレスで過ごす秘訣について検証しましょう!
大掃除の意識とストレスは関係がある?
掃除の仕方とストレスは関係があるのでしょうか?

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メディプラス研究所・オフラボが全国7万人の女性に行った「ココロの体力測定」調査によると、「高ストレス」の人と「低ストレス」の人では掃除・大掃除の意識に関して大きな差があるようです。
まず「床にはモノを置かないことにしている」という設問に同意したのは高ストレス者28.4%に対し、低ストレス者は46.4%と断然高い結果に。その差、なんと1.63倍という高確率です。
床にいろいろモノが置いてあると、掃除の邪魔になったり、部屋が狭く見えたり、置いたモノに足をぶつけたり、周囲にほこりやゴミが溜まったり……などストレスが溜まる要因が増えるのかもしれません。

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次に、「必要不必要を一つずつ判断しながら片付ける」。
高ストレス者の37.3%に対し、低ストレス者は48.4%と高い数字に。
高ストレスの人は「一つずつ判断している時間なんかない!」とイライラしている場合が多いのかもしれません。
それに比べると、低ストレスの人は時間と心の余裕があり、必要不必要を時間をかけて判断することが苦にならないのかも!?
高ストレスの人は「何でも溜め込んでしまう人」!?
では、高ストレスの人が掃除の際にしている「ストレスを溜め込む行為」とは何でしょうか?

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まず、「散らかっているととりあえず見えない所にしまう」と答えた高ストレス者は33.6%と、低ストレス者の23.7%に比べて高い結果となっています。
そして、「捨てられないものが多い」という高ストレス者は46.0%と何と半数近くに!
25.4%の低ストレス者と比較すると、大変高い数字になっています。
「ストレスが溜まっている」という人は、普段の自分自身の行動にその理由が隠されていることが多そうですね。
散らかっているものをクローゼットなどに押し込んで見えないようにすると、その瞬間はほっとするかもしれませんが、後で何がどこにあるか分からず、さらにどんどんストレスが溜まる……という悪循環にはまってしまってしまいそうです。

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大掃除をストレス原因にしないためには?
上のアンケート結果を踏まえて、掃除や片付けをストレス原因にしない方法をまとめてみました。
1.持ち物を減らす

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持ち物が多くなると散らかる確率がアップするだけでなく、床に物を置いたままにしたり、クローゼットに物を押し込んだりする確率もアップ。
不必要なものは買わず、定期的に持ち物を点検して、いらないものは捨てたり寄付したり、ネットで売ったりして処分してみては。
2.普段から少しずつ掃除と片付けをする

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年末にやることが多すぎるのはストレスのもと。普段から少しずつ掃除や片付けをしておけば、大掃除もラクになって心も軽くなるかも!?
3.整理整頓のシステムと場所を作っておく

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床に物が出ていたり、散らかったものを無理矢理クローゼットに押し込んだりして、ストレスを溜めている人が多いようです。
これを防ぐためには、普段から本や書類、衣服、キッチン用品などをしまう場所や方法を決めておいて、物を片付ける際はその都度一つずつ対処していくと良いようです。

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いかがでしょうか?
せっかくの年末年始の休暇、ストレスを溜めず余裕を持って楽しく過ごせるように、今からできることを少しずつ始めてみてくださいね!
【参考】
※ 年末の“ストレス払い”には「大掃除」より「部屋環境作り」がおすすめ! 高ストレス女性「大掃除グッズ購入」で物が増えて「散らかる」 低ストレス女性「音環境」 「壁紙の色」にこだわりが