ローン残高が半分に!「がん50%保障」って知ってる?
団体信用生命保険(団信)への加入は、住宅ローンを借りるためには欠かせません。
中には、加入しなくても大丈夫なところもありますが、ほとんどが加入は必須です。
団信は、住宅ローンを契約した人に万一のことがあり、返済できなくなったときに保険会社から金融機関へローンの残高分が支払われます。
さらに団信には特約があり、3大疾病保障特約付きや8大疾病保障特約付きなど、その種類はさまざまです。
今回はその中でも「がん50%保障」についてピックアップしてご紹介していきたいと思います。
「がん50%保障」とは?
がん50%保障は、ローン契約者が所定のがん(悪性新生物)と診断確定されたときにローン残高の50%が保障されます。

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就業不能になったら残りのローンが支払われるものもありますが、このがん50%保障はがん(悪性新生物)と診断確定されただけで、その後のローン残高が50%(1/2)となります。
「がん50%保障」に入ることの必要性とは?
2012年までの調査によると、人口の高齢化ということもあり、がん罹患数は年々増加傾向にあります。
「自分は健康だから大丈夫」とは思わずに、自分にもがんにかかってしまうリスクがあるかもしれないと常に考えるべきです。

天空のジュピター / PIXTA(ピクスタ)
加入するにも50歳未満までなど年齢制限もあるため、住宅ローンをこれから借りる・住宅ローンを借り換える予定がある人は早めに検討することをオススメします。
「がん50%保障」のメリット
がん50%保障のメリットはまず、がんと診断確定されただけで残りの住宅ローンが1/2になるところです。

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がんで働けなくなったといったときではなく、診断されただけで残りのローンが半分になるのは、とても安心です。
そして、この特約を取り扱っている金融機関も増えており、さらには保険料の負担が軽いところも魅力です。
金融機関によっては上乗せされる金利がゼロでこの保障を付けられます。
もし100%保障されるものも検討したいということであれば付けることもできますが、上乗せ金利は高くなります。
「がん50%保障」の注意点
がん50%保障の注意点は、先述したように加入するのに50歳未満などの年齢制限があることです。
また、がん以外では保障されないので、他の病気についても不安がある場合は三大疾病などの特約も付けるべきです。

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また加入するのに、ローン実行日から90日以内にがんと診断確定された場合は保障対象外になってしまう、などの条件もあるので注意しましょう。
自分が借り入れる金融機関にがん50%保障の特約があるのか、またその加入条件や保障内容、保険料なども確認する必要があります。
まとめ
がん50%保障についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
年々がんのリスクが高まる中、いつどうなるかわかりません。

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何かあったときでは保険に加入することはなかなか難しいでしょう。
万が一のときのために、あらかじめ備えておくことも必要です。
特にがん50%保障はがんと診断された時点で50%が保障されるので、心配な人は特約を付けておくことをオススメします。
【参考】