悪質な不動産会社を避けるための3つのポイントとは?

昨年12月に発生した、札幌の不動産仲介会社のガス爆発事故には驚かされました。

そこから様々な問題が発覚しましたが、何よりも知名度の高い不動産ネットワークであっても客の無知に付け込んで暴利を吹っ掛けることがあるということに驚かされました。

引越しシーズンを前に、お部屋探しを始めるうえで知っておくべき最低限の知識をご紹介します。

3月下旬まで不動産仲介業者はてんやわんやである

新年度

Yukini / PIXTA(ピクスタ)

いよいよ2019年がスタートしました。

日本では4月1日に新年度がスタートすることが多いため、この時期には新入学・就職・異動等により新しい生活が始まるという方が一斉にお部屋探しに着手します。

当然ながら不動産会社も多忙を極めることになり、筆者の感覚では1月4日の仕事始めの日から問い合わせの電話が鳴りっぱなしになり、3月下旬の国立大学合格発表まで、ずっとてんやわんやであったように記憶しています。

入学

YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)

読者の皆様の中にも、転勤や入学等の事情でこれからお部屋探しをするという方もいるかと思います。

全国にある不動産仲介会社の数はコンビニより多く、その中には残念ながら悪質な業者も含まれます。

こういった業者に引っかからないためには最低限の注意点を知っておかなければなりません。

 

悪質な不動産会社を避けるためのポイント3つ

それでは悪質な不動産会社を避けるための具体的なポイントを3つご紹介します。

1. 不動産会社による情報量の差は存在しない

ビジネスマン

ふじよ / PIXTA(ピクスタ)

売買でも賃貸でも、不動産会社は預かった物件の情報を所定の流通機構に登録して業界全体で共有化しなければならない定めとなっており、逆に言えば業者は専用サイトにアクセスすればすべての物件情報を入手することができます。

そのため情報量はどこの業者も同じで「物件数地域一番店」などという看板に惑わされてはいけません。

 

2. 「仲介手数料半額」を売りにした業者は避ける

空室

もとくん / PIXTA(ピクスタ)

不動産会社の広告を見ていると「仲介手数料半額」を謳い文句にしている会社を目にすることがよくあります。

不動産会社は成約時の仲介手数料以外の報酬を客から受け取ってはならないと定められており、これを半減させてしまってどうやって売り上げを確保するのでしょうか。

成約時に貸主からバックマージンが出る物件がありますが、「仲介手数料半額」の会社はこういった物件以外紹介してくれないという話を聞いたことがあります。

本当に気に入ったお部屋を見つけるためにはこういった「仲介手数料半額」を売りにする業者は避けた方がいいでしょう。

 

3. 「除菌・消臭料」をとる業者はNG

消臭スプレー

もとくん / PIXTA(ピクスタ)

札幌の爆発事故をめぐる最大の問題点は業者が「除菌・消臭料」というような費用を日常的にとっていたことにあると筆者は考えています。

退去時の原状回復は前入居者と貸主の費用負担で行うことが大原則であり、「除菌・消臭料」「消毒料」といった名目で新しい入居者からも費用を徴収することは不当(違法ではない)です。

知名度の高い不動産ネットワークに属する業者でもこういう悪質なことをやっているのです。

物件資料を見る際には備考欄に注目し、怪しい項目を発見した場合は外してもらうよう交渉しましょう。

 

不動産会社とのやりとりで気をつけるべきこと

スマホ

tomos / PIXTA(ピクスタ)

不動産会社を訪れる際は飛び込みではなく事前に電話をして予約してから行くようにしてください。

この時期(特に週末)の不動産会社は多忙を極めており、飛び込みで店に入ってもまともに対応してもらえない可能性が高いからです。

事前に希望条件を伝えて予約をしておけば必ず担当者が体を空けて待っていてくれ、さらに物件資料を揃えて内見する準備までしていてくれたりします。

 

「退去時清掃費」の扱いに注意!

清掃業者

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

退去が完了した部屋は次の募集をかけるためプロによる室内クリーニングを実施する必要があり、その費用は前入居者が負担します。

通常は敷金を利用して清算しますが、「敷・礼ゼロ」というような物件においては話が違ってきます。

退去時に請求される場合もありますが、「退去時清掃費」といった名目で契約時にあらかじめ費用をとっておくことはよくあります。(これは違法でも不当でもない)

「敷・礼ゼロ」が必ずしも引越し費用の軽減に結びつかないことも多いので、「退去時清掃費」のような項目があれば必ず確認してください。