1位は港区!年収1,000万円以上の人がマンション購入したい都心エリア
今、東京都内で人々がマンション購入を検討している最も人気の地域とその理由とはいったい何なのでしょうか?
今回は、エム・アール・シーが、年収600万円以上で首都圏に住む35〜64歳の既婚男女600人を対象に行った「資産活用と不動産購入に関する調査」についてご紹介します!
東京23区でマンションを購入したいエリアはどこでしょうか?
1位は「最寄り駅からの近さ」。マンション購入時に重視する条件のトップ3は?
まず、人々が「マンション購入に重視する条件」を見てみましょう(複数回答)。

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1位は通勤・通学時の至便性を考えた「最寄り駅からの近さ」でした。
以下、2位は「静かさ・治安の良さ」、そして3位は「周辺施設の充実」(52.6%)という結果でした。

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「最寄り駅からの近さ」を選択しているのは、電車や地下鉄を利用することの多い大都市ならではの回答です。
「災害などのリスクが低いかどうか」の確率がそれより低いのは、どこに住んでいても災害リスクという点で保障はないからかもしれません。
高所得者はマンション購入条件が異なる?
では、高所得者は東京都でどの地域にマンションを持ちたいと考えているのでしょうか?
年収1,000万円の人に「マンション購入を検討しているエリア」を尋ねると、1位は断トツで「港区」(21.1%)でした。

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以下、2位は「千代田区」(14.5%)、3位は「中央区」(13.2%)と、オフィス密集地が多い都心が人気でした。

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東京都内でも高所得者に人気の「港区」。
港区のマンションを購入検討をしている理由の1位は「将来的に地価が下がらなそうだから」(50.0%)。

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以下、2位は「電車やバスのアクセスが良いから」、3位が「駅周辺が栄えているから」(40.9%)でした。

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前述の「マンション購入時に重視する条件」とはかなり内容が違います。
「地価」が「電車やバスのアクセス」より気になるとは、さすがに高所得者は目の付けどころが違うのかもしれません!
資産活用向けマンション購入を考える人の条件も「最寄り駅からの近さ」
次に、資産活用のためにマンション購入を考える人の条件とはいったいどんなものでしょうか?
1位は2位以下に大差をつけて「最寄り駅からの近さ」(25.6%)。
東京では駅の近さを購入時の最重要ポイントとしている人が多くいます。
投資物件購入の際は、購入者のニーズに注目するのが得策ですね。

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2位は「将来的に地価が下がらないかどうか」。
投資目的で不動産を購入するなら、物件の付近で将来はどのような開発プロジェクトが行われるか、その地域の過去から現在までの長期的な評判や、不動産価格の推移なども調査した方が良いでしょう。

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そして3位は「職場へのアクセスの良さ」。

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多くの駅が至近距離にある至便なロケーションの物件なら、まず間違いはなさそうですね!
以上、不動産購入と資産活用に関する調査結果をお伝えしましたが、いかがですか?
米国ハワイ州で不動産エージェントとして勤務経験がある筆者のオススメは、不動産購入時に、利便性だけではなく物件がある地域の「学区」や、子どもに関する周辺施設や環境をリサーチすること。
購入者に家族がいる場合、育児のしやすさや教育施設の充実度は購入決断の大きなポイントになります!
【参考】
※ 年収1000万以上に聞いた!マンション購入に人気なエリア1位は「港区」!専門家も注目の“買い”エリアは再開発が進む新駅エリアだった!〜 資産活用と不動産購入に関する調査 Part2 〜