こんにちは。新宿に注文住宅を建てて暮らしている鳥と申します。
建築士さんと初顔合わせをした鳥夫婦ですが、この日、パワポで自作した「要望書」なるものを持参しておりました。
そのなかからポイントのみ抜粋してご紹介します。
考慮していただきたい”苦手なもの”
鳥夫の苦手なもの。
- 睡眠時の光・音に神経質
- 花粉症・ハウスダストアレルギー
- カビが生理的に苦手
- 臭い(油・タバコ・香料)に敏感
鳥の苦手なもの。
- 臭い(油・タバコ・香料)に非常に敏感
- ゴキブリが怖い
上記をカバーできるような設計をしてもらいたい、ということですね。
家に求めるもの
鳥夫が家に求めるもの。
- 屋上(ルーフバルコニー)
- 住宅の質、特に土台部分をしっかりしたい
- 湿度が低いこと(カビ対策)
鳥が家に求めるもの。
- 広さ/開放感
- 情緒/幸せ感
- 整理整頓しやすい
- 蟻/ゴキブリ/シロアリがいない
- デザイン/センス(建売っぽいデザインは避けたいという程度)
- いずれ動物を飼いたい
鳥夫は機能的項目で、鳥のは情緒的項目が多いですね。
しっかり男女の差が出ています。
優先順位
鳥夫婦の希望を統合してまとめると、ざっくり以下のような優先順位でした。
——-これだけは譲れない——-
1.屋上(ルーフバルコニー)
2.延床面積100平米以上
——-譲りたくない————–
3.窓(開放感)
4.躯体や住宅性能
・躯体の資材の質
・高断熱/高気密
・耐震
——-できたらいいな———-
5.その他
・窓の数
・自然素材の床材
・機能的な住宅設備機器
——————————-
みなさんの優先順位とかなり違いますかね?
家造りは価値観が強く出るのが面白いですよね。
鳥も、他人様の好みやこだわりを知るのが好きです。
「へー、そう感じるんだあ。うちと全然違う! 面白い!」ってワクワクします。
なぜこの優先順位なのか?
さて、鳥夫婦の場合、どうして上記の優先順位なのか、ちょっと語らせてくださいね。
1.屋上(ルーフバルコニー)
鳥夫が幼い頃に住んでいた家にはルーバルがあり、とても楽しかった思い出があるそうです。
要望の少ない鳥夫が、唯一、絶対欲しいと言ったのがこのルーバルでした。
庭はほぼないし、夕暮れ時の西新宿・夜の西新宿を見ながら物思いにふけりたい鳥としても、屋上を持つことには大賛成でした。
2.延床面積100平米以上
3.窓(開放感)
鳥は、初婚の元旦那さんとは、古くて狭い2DKアパートに住んでいました。
収納が足りなくて散らかるし、閉塞感でイライラしてばかりの辛い思い出があります……。
そのため、元旦那と別居せねばならなくなったとき、一人暮らしには余裕のある2Kを選んでみました。
メインの生活場は6畳の部屋。
それなのに、この部屋の他にも、もう1部屋ある。
キッチンも2畳分あり独立でしたので、感覚としては3部屋あるようでした。
この余裕が、思いのほか鳥の心に良い影響を及ぼしました。
角部屋で大きな肘掛窓があり、とても開放感のある部屋でした。
今思い返しても、あの2Kアパートが一番好きです。
あの部屋での日々は、季節も街も自分も良く感じられて、時間が豊かに流れていました。
元旦那との結婚生活で傷つき見失ってしまった心が、あの部屋で暮らすうちに徐々に取り戻されていきました。
そして3年後、その部屋には鳥夫が泊まるようになりました。
新築のキレイなマンションに住んでいたのに、当然のようにうちに来る鳥夫。
鳥夫の部屋は1Kで掃出窓が1つあるだけで、高級感はあるけど閉塞感があり、不安感が刺激される部屋でした。
鳥の2Kは昭和感満載の古いアパートでしたが、断然居心地が良かったのでしょうね。
この経験から鳥は、
- 延床面積100平米以上(本当はもっと広い家が希望ですが……)
- 窓は多く(予算的に窓の数を絞ったとしても、必ず開放感のある雰囲気にする)
という2条件について、非常に強いこだわりを持っていました。
「これが叶わないなら、もうマイホームなんていらない!」
というぐらいの、とてもとても強い要望でした。
(鳥)