野菜をよく食べる子どもは国語の成績が上がる!? その関連性とは?
一生懸命勉強する子どもを見ながら、「勉強をする以外で子どもの成績が上がる方法ってないかしら……!?」と首を傾げるお母さんたちも多いことでしょう。
実は野菜の好き嫌いと勉強の成績に関連性があるというアンケート結果があるのをご存じですか?
そこで今回は、ネオマーケティングが全国の長子が小学校4年生~小学校6年生の親600名を対象に実施した「野菜の摂取と成績」に関する調査結果をご紹介します。
野菜をよく食べることで子どもの成績を良くするという、意外な秘訣あるかも!?
野菜摂取が最も少ないのは「朝食」!
まず、親たちに「家庭において、お子様の1食あたりの野菜摂取量の平均をお答えください(※給食ではなく、休日などに家庭で食べる昼食についてお答えください)」と尋ねたところ、朝食は「野菜をとらない」が52.0%と圧倒的多数に!

yukiotoko / PIXTA(ピクスタ)
朝は忙しいので、トーストと目玉焼き、ソーセージなどの一般的洋風朝食で簡単に済ます家庭も多いのでしょう。
できれば、サイドに温野菜などを付けてあげるなどすれば、朝も無理なく野菜が食べられそうです!

kai / PIXTA(ピクスタ)
和朝食の場合なら、お味噌汁に野菜を入れてあげると摂取量が増えそう。

マーボー / PIXTA(ピクスタ)
朝食でこそ野菜摂取は少ないものの、昼食、夕食でその量は上がってきています。
昼食で最も多いのは「70gくらい」、2位は「35gくらい」。
一方、夕食は1位が「70gくらい」(36.7%)で、2位は「それ以上」(22.7%)という結果で、70g以上の野菜を摂る確率が合わせて59.4%と高い数字になっています。
野菜摂取に積極的な子どもの9割以上が野菜好き!
次に、「あなたのお子様の、野菜の摂取に対する態度に関してあてはまるものをお答えください」と尋ねると、「野菜摂取にやや積極的である」「野菜摂取にやや消極的である」が並んで33.7%という結果に。

my room / PIXTA(ピクスタ)
以下、「野菜摂取に積極的である」(19.8%)、「野菜摂取に消極的である」(12.8%)が続きました。
次に、「あなたのお子様は野菜がどの程度好きですか」という尋ねると、全体的にみて「とても好き」(20.3%)、「やや好き」(39.8%)が60.2%という結果でした!

msv / PIXTA(ピクスタ)
しかし、野菜摂取に積極的な子どもの場合、「とても好き」「やや好き」が92.5%なのに対し、消極的な子どもはその確率がガクンと減り、なんとたった23.0%に!

Rina / PIXTA(ピクスタ)
逆に、「やや苦手」「かなり苦手」が合わせて77.0%とかなり高くなっています。
やっぱり、積極的に野菜を食生活に摂り入れることで、野菜好きになる場合が多いようです。
小さい頃から野菜をたくさん食べることは大事ですね!
野菜摂取が多い子どもは成績がアップ!?
最後に、野菜好きでたくさん摂る子とそうでない子の成績を見てみましょう!

ふじよ / PIXTA(ピクスタ)
「お子様が通う小学校で行なわれる単元末テストやまとめテスト、実力テストのお子様の成績について、教科ごとにあてはまるものを教えてください。※直近(1学期末の成績)でお考えください」(単数回答)と尋ねると……、
ご覧の通り、野菜摂取に積極的な子の成績が、そうでない子よりグンと高い結果に!
特に、「国語」ではその差が顕著に表れています。

ノコ / PIXTA(ピクスタ)
「お子様の直近の通知表(1学期末の成績)の評価から教科ごとに評定(総合評価)を3段階で教えてください。※1またはC=もう少し、2またはB=できた、3またはA=よくできた としてお考えください」(単数回答)という質問にも、やはりこちらでもはっきりと差が付いています。
こちらでも、一番差が付いているのは「国語」で、野菜摂取に積極的な子どもの46.4%に対し、消極的な子どもはそれよりかなり低い29.0%という結果となっています。
調査の結果を踏まえると、確かに野菜が好きで多く摂取している子どものほうが全体的に成績が良い傾向にあるといえそうです!

Table-K / PIXTA(ピクスタ)
いかがでしたか?
「うちの子ヤバイ……!」と思った方もいるのではないでしょうか?
野菜も含め、バランスが良くヘルシーな食生活を実践して頭を冴えさせて、受験シーズンを乗り切ってくださいね!
【参考】