住宅ローンの「借り換え」で得するための見直しポイント3つ!【ハウスメーカーに5年勤めて分かった!】
今回は、これから新しい生活に向けて、住宅ローンの「借り換え」でソンをしないためのポイントをご紹介します。
借り換えとは、別の金融機関で新しいローンを組み直し、今返済中のローンを一括で返済する住宅ローンの見直し方法のことをいいます。
春になると何か新しいことを始めてみたり、お部屋の整理整頓をしたくなりますよね。普段の生活費なども見直すチャンスです!
保険の見直しや光熱費などの見直しも大事ですが、日々返済している住宅ローンこそ、借り換えを考えるために最も見直したいもののひとつです。
住宅ローンを見直す目的とは?

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住宅ローンの借り換えをする目的は主に以下の3つとなります。
- 毎月の返済額の負担を減らしたい
- 総返済額を減らしたい
- 将来の金利上昇による返済額のアップを避けたい
住宅ローンは最低でも10年間は続き、長くて35年間ですから、ある程度の期間と金利や生活の状況を見て、返済を見直すことはとても大切です。
住宅ローンの借り換えのために見直す3つのポイント

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では、次に住宅ローンの返済を見直すにはどうすればいいのか見ていきましょう。
返済を見直すポイントは以下の3つです。
- 借りた当初よりも金利が下がっていれば、金利の低いものに借り換える
- 繰上返済をする
- 金利プランを変更する
では、見直すポイント3つのそれぞれを詳しく説明していきます。
1.金利の低いものに借り換える
住宅ローンを借りた当初よりも金利が下がっていれば、借り換えをする方法があります。

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例えば、平成25年の7月に住宅ローンをフラット35で借りたとします。
そのときの金利が2.050%で、現在が1.310%となっています。その場合のシュミレーションを見てみましょう。
フラット35 借入金額:3,000万円 返済期間:30年 元利均等返済
金利2.050%の場合→毎月返済額:111,637円
金利1.310%の場合→毎月返済額:100,823円
以上のような結果となり、約1万円の節約が可能です。
年間にすると12万円なので、大きいですよね。

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金利が低いものに借り換えすることで、毎月の返済額だけでなく、総返済額の負担も減らすこともできます。
2. 繰上返済をする
繰上返済をしたり、返済期間を延ばすことも可能です。

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まず繰上返済ですが、「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。
「期間短縮型」はその名の通り返済の期間を短縮させることで、利息を減らすことができ総返済額の負担減少につながります。
「返済額軽減型」は毎月の返済額を減らすことができるため、教育費など家計が厳しいときに効果があります。

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3. 金利プランを変更する
金利が低いのは変動金利ですが、今は史上最低の金利といわれており、今後いつ金利が上昇するかわかりません。

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今後上昇していくのか、下降していくのか誰も予測することはできませんが、返済額の上昇を避けたいという方は固定金利型のタイプに変更することもひとつの選択肢です。
最近では固定金利も金利が低く、非常に借りやすくなっています。
ですから、今のうちに借り換えをしてしまう方法もあります。
借り換えする際の注意点とは?
借り換えは住宅ローンを見直しをするのに効果がありますが、やみくもに借り換えをするのはオススメできません。
まず借り換えをするのにも手数料がかかります。
数十万円もかかりますから、本当に効果のある借り換えか検討する必要があります。
また、借り換えする際にも審査を受ける必要があります。
健康状態が悪くなってしまっていたり、年収などに変動がある場合、借り換えができない恐れがあります。

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見直しや借り換えをする際には「なぜするのか?」「借り換えをしたあとの効果はどのくらい見込めるか?」をしっかり考えた上で行いましょう。
自分だけで検討するのが不安でしたら、専門家に相談することも可能です。

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この機会に一度検討してみてはいかがでしょうか?
【参考】