連載
住まいのあれこれ見聞録

日本のトイレは世界一!? TOTOのショールームで体感!【住まいのあれこれ見聞録vol.1】

日本を訪れた外国人が「ウォシュレット*」に感動して、自国に買って帰るとはよく聞く話。

日本のトイレの使い心地やその技術は、世界のどの国にも引けを取らないようです。

トイレのトレンドなども含めて、その理由はどこにあるのか、「住まいの設計」の丸編集長がTOTO東京センターショールームへ実際に行き探ってみました。

ツルッツル、ピカピカの秘密は?

見聞録02

丸編集長(以下、丸) ご案内くださるのはショールームアドバイザーの豊嶋さんです。

豊嶋さん(以下、豊嶋) まずはこちらをご案内しましょう。ここではトイレのラインナップを見ることができます。
タンク式トイレからタンクレストイレのデザインやサイズ等を比較、また実際に水を流してみることもできるんですよ。

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 あのビッグベンとリトルベンのCMでお馴染みの「ネオレスト」ですが、汚れを落ちやすくするだけでなく、菌も繁殖しにくい環境をつくるんですって?

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豊嶋 釉薬の上に特殊なガラス層を焼き付けた、TOTO独自の「セフィオンテクト」という技術で汚れを付きにくくし、水を電気分解して除菌成分を含ませた「きれい除菌水」で菌への対策も施しました。
様々な側面から清潔いつもピカピカさの工夫をしています。

 

ショールームでは、汚れのつき方の違いのお試しも可能。

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さすがはナノレベル。左側の「セフィオンテクト」はつるっとしてて鉛筆で書けません!

硬いスポンジでこすってもキズもつかず、掃除をしやすいようにフチ裏をなくしたのも特徴です。

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2段式の「ジャ~」で節水を実現

便器の中で汚れる部分と言えば、ハネ返り問題が避けられない、”フチ裏”と、”ウォッシュレットのノズル付近”ですよね。

そこでTOTOが開発したのが渦を巻くように水が流れる「トルネード洗浄」。

新商品では、吐水口を右側にして、汚れやすい便器後方に勢いよく水が当たる仕様になっています。

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 なるほどね~。水の流れ方を変えるという発想がすごい!ところで節水については今どうなっているんですか?

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豊嶋 ネオレストは1回あたりの洗浄水量が3・8Lなんです。

 ほぅ。20年前は13Lだったということですから、すばらしい進化ですね。それでしっかり汚物を洗い流すのだからすごい!

 

それを可能にしたのが「ハイブリッドエコロジーシステム」。1回の「じゃ~」ですべてを押し流すのではなく、水道直圧水と内蔵タンクから加圧した水の両方を組み合わせて2段式で洗浄します。

”トルネード洗浄”でボウルの中を洗い、もうひとつ下からの水”ゼット洗浄”で汚物を下水管に押し流すそう。

 こんなことを聞いたことがあるんですけど、ある程度の水量がないと下水本管まで汚物が流れていかないらしいですね。
だから節水といっても、最低限の水量は必要だと。
この3・8Lというのはギリギリのラインなのでしょうか?

豊嶋 そうですね。当社に限らずちゃんと流れるかどうかの試験もやっています。
ベターリビングの規定がありまして、17m先に流せないといけないのです。
便器から汚物を排出したあとを「搬送」というんですが、この2つの洗浄とこの搬送性能の3つを満たす便器洗浄の根幹を、TOTOでは「洗浄エンジン」といい、それによってしっかり洗い流します。

 

”オブジェ”なトイレたち

 話は変わって、最近はトイレ空間もおしゃれになっているようですね。

豊嶋 はい。戸建ての場合の傾向として、お客様も使用する1階はちょっと広めの身支度もできる空間とし、2階は家族だけが使うコンパクトなトイレ空間をつくるということも多いようです。

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カウンターと鏡がある、レストルームドレッサーセレクトシリーズ。

身だしなみも整えられ、まるでパウダールームのような空間に。

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また、ショールームでは高齢者に優しい、立ち座りの補助にもなり、肘掛けとしても使用できるアームレストを設置したプランも展示。

使用しないときは、壁側に上げておけるため、空間もスッキリ見えますよね。

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「レストパルF」は、床から浮かび上がるデザインで床掃除がラクラクという感動モノ!

フロアライトが点灯すると浮遊感が一層増します。

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また、現代ではトイレの色で主張するというよりも、空間の中にひとつのオブジェのように存在する傾向があり、ほぼホワイトが選ばれるそう。

よってカラーバリエーションもスタンダードな色味の4色展開。

白であれば、便の状態を毎日チェックしやすいというのもポイントが高いと思いませんか?

 

 ネオレストNXなど、オブジェのようで、このまま美術館とかに展示してもいいんじゃないかと思う造形美です。
トイレは単に「あればいい」のではなく、機能はもちろんデザインまで含めて、もっともっと考えたほうがいいんじゃないかと思いました。

 

いかがでしたか?

私たちの生活になくてはならないトイレは、より美しく、過ごしやすく、手間をかけずに清潔さをキープできるよう進化していることが分かりました。

自宅のトイレ設備の充実は、生活の幸福度アップにつながる!?

この機会に自宅のトイレについて考えてみられるのもいいかもしれません。

※ショールームの展示は、2018年3月に取材した時のものです。展示内容が変わっている場合があります。

 

【取材協力】

見聞録02TOTO 東京センターショールーム
東京都渋谷区代々木2-1-5 JR南新宿ビル7・8F
営業時間/ 10:00 ~ 17:00
休館日/水(祝日は開館)、夏期、年末年始
0120・43・1010
https://jp.toto.com
*「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です

撮影/林 紘輝(扶桑社)
写真提供/TOTO

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