27歳(妻子持ち、地方在住)にして「一軒家」を購入したライター兼WEBデザイナーの堀本です。
前回の「中古と新築を天秤にかけてみた」では私が一軒家を、それも新築物件を設計から進めることを決めた理由についてお話ししてきました。
今回は、ハウスメーカーと地元の工務店の特徴を比較して実際に私がどちらを選択したのか、その理由と合わせてご紹介します。
ハウスメーカーと地元の工務店の違い

めがねトンボ / PIXTA(ピクスタ)
正直なところ、私はハウスメーカーと地元の工務店の違いさえもよく分かってはいませんでした。
そこで、検索してみたところ……「ハウスメーカーにも地元の工務店にも明確な定義はありません」との回答が。
ただ、ハウスメーカーはテレビCMを流しているような大きな企業で、「~シリーズ」のようにある程度規格化されたプランを準備しているイメージ。
対して、地元の工務店は小規模な企業、または企業の集合体で、いわゆる「地元密着型」で顧客ごとに一からプランを作っていくイメージ。
当然ですが、ハウスメーカーにも地元の工務店にも強みもあれば弱みもあります。
我が家がどちらにお願いするにしても、まずは各々の特徴を把握することが第一歩です。
ハウスメーカーのメリット・デメリット

HAKU / PIXTA(ピクスタ)
- 全国に支店があり対応エリアが広い
- 経営が安定していて安心感がある
- 規格化されたプランがあり工期が短め
- 品質が一定で保証期間も長い
- 住宅展示場等で見学してから決められる
- 工務店と比較して坪単価は高くなりがち
ハウスメーカーの1番の魅力は、企業としての規模が大きいだけにサービスの幅が広いこと。
どの地域にいても同じようにサービスを受けることができるのは大きな安心感があります。
ただ、規模が大きいことで人件費や広告費は私たちが想像できないほどかかっています。
1軒あたりの利益率を上げる必要があり、工務店と比較して坪単価は高くなりやすいと感じました。
一概には言えませんが坪単価はハウスメーカーで70万円前後(我が家もこのくらい)、地元の工務店だと40万円くらい〜が一般的。
値段だけで比較するとハウスメーカーは高い印象です。
工務店のメリット・デメリット

Flatpit / PIXTA(ピクスタ)
- 顧客ごとに一から設計をしてくれる
- ハウスメーカーと比較して坪単価は低め
- 地域密着型ですぐ近くに窓口がある
- 工務店によって品質にばらつきが出やすい
- 倒産や廃業の可能性がハウスメーカーと比較すると高い
先ほども触れましたが、地元の工務店には「~シリーズ」のようなプランはあまりありません。
顧客ごとに一から設計するところがほとんどで、理想の間取りを実現しやすいのが魅力です。
しかし、一軒家は建てて終わりというものではなく、20年、30年と住み続けるもの。
万が一、何かしらの欠陥が見つかったときにきちんとフォローしてもらわないと困りますよね。その点に若干不安を感じました。
もちろん長期保証やアフターサービスに力を入れている工務店もたくさんありますので、一概には言えません。
結論:ハウスメーカーで長期間の安心を!

イグのマスタ / PIXTA(ピクスタ)
結論として、我が家は「ハウスメーカー」にお願いすることを選択しました。
と言うのも、これから20年、30年と住み続けるにあたり、我が家としてはハウスメーカーの長期保証が魅力的だったためです。
もちろん、地元の工務店だからと不安なわけではありません。
ただ、私の中でハウスメーカーと地元の工務店を比較したとき、ほんの少しだけハウスメーカーが優っていただけです。
もし迷っているのであれば、それぞれの特徴を把握した上で、どちらにより魅力を感じるかを考えて選択していただければと思います。