つらい花粉、自宅での花粉対策1位は空気清浄機。外出時で効果的なモノは?
「今年の花粉は去年度の○倍」。そんなニュースが聞こえてくるだけでも、なんだか鼻がムズムズ……。
ここでは萬祥株式会社が実施した、花粉症対策に関する意識調査を紹介。
年々、花粉症に悩まされる人は増加しているようですが、皆さん外または家ではどのような対策をされているのでしょうか?
戦後のスギの植栽が原因!花粉症患者はなぜ増える?
「萬祥株式会社」が実施した、「花粉症対策に関する意識調査」。
「花粉症を持っていますか?」との質問に、半数近くの方が「はい」と回答しました。
もはや社会問題ともいえる花粉症。
日本の花粉症で悩まされている人の約70%が”スギ花粉症”が原因ということをご存じですか?
スギ花粉は1976年、1979年、1982年に大飛散があり、このころから患者が急増したそう。

Bull / PIXTA(ピクスタ)
戦後、スギの植栽を進めてきたことにより、花粉を生産するスギが増加傾向にあると推測されます。
また都市部で花粉症が増加しているのは、花粉を吸着する森林や土壌が減り、建物に飛散して長期に残存した花粉が再飛散することにより繰り返し暴露が起こっているのではないかと考えられています。
”スギが原因であれば、スギがなくなれば花粉症に悩まされることはなくなる!”と思ってしまいそうですが、スギは大切な木材資源。
国土の保全や地球温暖化防止など多様な機能を有しているために、一度に伐採して植林を行うことは困難なのです。
計画に基づき、順次伐採・森林整備を行い、この環境の機能を維持しつつ花粉の少ない森林への転換を進めているそうですが、しばらくはスギ花粉に悩まされることになりそうですね……。

プラナ / PIXTA(ピクスタ)
やはりマスクが一番手軽!花粉症の最適な対策とは?
花粉症に悩まされている人はどのような対策を取っているのでしょうか?
調査によると、花粉症に悩まされている人でも対策を取っている人は全体の40.8%。
その内容は、一番手軽な対策であるマスクの着用が66.1%。

KID_A / PIXTA(ピクスタ)
次いで、内服薬23.3%、点鼻薬7.3%という結果となりました。

Ushico / PIXTA(ピクスタ)
マスクではどうにもならない!という方は耳鼻咽喉科で処方された薬を飲んでいるようですね。
次に、自宅での対策を見てみると……、
空気清浄機(52.4%)がトップ。

y_seki / PIXTA(ピクスタ)
次いで、シャワーを浴びる(28.2%)、掃除機で花粉を吸う(13.3%)という結果となりました。
外出時の花粉対策は?
花粉症に悩まされていても、花粉症の対策をとっていない人は約6割ということが判明した今回の調査。
”外出時”の対策も十分でない人は8割を超えています。
また、「外出時に行える花粉症対策ができるアイテムがあれば使用してみたいですか」という質問には、9割近くの方が「はい」と回答しています。
花粉症の薬はなんとなく眠くなるイメージがありますし、マスクを着用するのが苦手という方も多くいらっしゃいますよね。

freeangle / PIXTA(ピクスタ)
しかし最近では、”ネックレスタイプの空気清浄機”や”花粉をブロックしてくれるジェルやスプレー”も多く販売されており、対策をしなければもったないと思ってしまうほど。
”対策なし”では花粉症が辛いだけ。
今年は、自分に合った花粉ブロックアイテムを見つけてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか?
アレルギー体質の筆者。
皮膚科の先生から、”ストレスを溜めない事”もアレルギーや花粉症を悪化させないためには大切、とアドバイスされました。
新年度を迎える忙しい季節、十分な休息を取るのも忘れてはいけませんね!
【参考】
※ つら~~い花粉に立ち向かえ!自宅で行う花粉症対策第1位は空気清浄機という結果に。一方で、外出時の花粉症対策とは…?-PR TIMES