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住まいのあれこれ見聞録

なぜ工場で住宅を生産?セキスイハイムの工場見学でその秘密に迫る!【住まいのあれこれ見聞録vol.5】

多くは工場でつくり上げ、現場ではたった1日で棟上げを完了させるというセキスイハイムの住宅(規模や条件により、複数日にまたがる場合があります)

その秘密を探るべく、「住まいの設計」の丸編集長が工場見学へ行ってみました!

家づくりの意識改革!セキスイハイムの工場見学

見聞録05

丸編集長(以下、丸) 今日はあったかハイムでお馴染みセキスイハイムの工場見学にきました。
ご案内いただくのは、近藤志郎さんです。
さっそくですが、御社ではユーザーに対し、定期的に工場見学のイベントを行われているようですね。

近藤志郎さん(以下、近藤) はい、関東圏ではこちらの埼玉・蓮田工場を見学していただけます。
月平均3回ほど開催しており、多いときは1回に1000人ほどのお客様をご案内し、今年は延べ3万人弱の方にご来場いただきました。
当工場では生産ラインをご覧いただくほかに、ミュージアムや設備のショールーム、住宅展示棟も併設しており、併せてご案内しています。

 

例えば大型台風クラスの暴風を体験できる実験棟では、セキスイハイムの屋根の強さをじかに確認することが可能(※工場稼働状況、気候条件等により開催されない場合があります)

さらに「セキスイハイムミュージアム」では地震の揺れを体験することができ、地震や台風などの災害から身を守る大切さなど、家づくりに対する考え方が変わる方も多くいらっしゃるんだとか!

 

家全体の性能をリアルに体感

それでは、ミュージアムの中へ。入口は近未来の世界のようです。

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「セキスイハイムミュージアム」では、セキスイハイムの未来の暮らしを映像で見たり、「地震体験装置」、「快適エアリー」の体感などができます。

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 興味深いのはやはり「地震の揺れ」でしょうか。
(体験後)ひと口に地震の揺れといっても、揺れの大きさや揺れ方にこんなバリエーション? があるんですね。

近藤 東日本大震災レベルの揺れを再現しています。
当社の住宅は、衝撃を吸収する「ボックスラーメン構造」を採用していますので、大きな揺れのあともサッシはゆがみにくく開け閉めもスムーズにできるんです。

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次に空気調整システム「快適エアリー」を見ていきましょう。

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 いわゆる全室空調だからスイッチひとつで操作するのですね。
エアコンだと、ひと部屋に一台ずつ設置しなくてはいけないけど、「快適エアリー」なら全室の温度をコントロールできる。
その快適さの秘密は、この床下。エイリアンのお腹の中みたい(笑)。

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夏は涼しく、冬は暖かな空気を室内に送り込んでくれるという優れモノのこちら。

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最先端の省エネを体感できる「スマートハイム」のコーナーは、遊んで学べる空間が好評なんだとか!

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 ゲーム感覚でソーラー発電を考えられる「ソーラーキャッチャー」、つい夢中になってしまいました。

近藤 「ソーラーキャッチャー」はお子さん向けにつくったのですが、大人の方にも楽しんでもらっています(笑)。

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1日で完了する棟上げの様子を見ることができたり(規模や条件により、複数日にまたがる場合があります)、「工場de おうちづくりゲーム」は、遊びながら生産ラインの工程を学ぶことができます。

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圧巻の工場内部へ!家の構造材に触れてみよう

それでは工場内を見ていきましょう。

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 入り口を入って現れるのが、鉄骨の構造体。
家の全貌がよく分かるし、見上げると圧巻ですね。

近藤 これが強靭な住宅をつくる「ボックスラーメン構造」です。
複数のボックスを組み上げて1棟の住宅ができ上がります。
当社の住宅は外装や断熱材の取り付けからキッチン等の設置まで、すべて工場内で行っているんですよ。

 

”現場ではユニットを組み立てるだけ”というセキスイハイムの住宅は、建築途中で雨風にさらられないのは安心!

棟上げは一日で完了しますが、雨天の場合は延期されるそう。工場内でつくるのも、1日でユニットを組み上げるのも、部材が濡れて品質が低下しないようにするためなのです。

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構造柱は100mm角で揺れに強い角型銅管を採用し(商品によっては120mm角を使用)、お客様のプランに合わせて最適な板厚を選択しています。

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試しに、9mm厚の構造柱を持ち上げてみると……、「お、おも~い。家が頑丈なのも納得です!」

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工場内では、床フレームの組み立ても見学可能。

床小梁の鉄骨を45cm間隔で熟練工が溶接しています(※自動溶接ロボットを採用している工場もあります)

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更に天井と床と柱を溶接で接合して強靭なユニットへ……。

実物大の構造材を見て触れられる、なんて贅沢な工場見学なんでしょう!

 

徹底した品質管理体制がここに!

工場内で生産するメリットはまだまだあります。

近藤 例えば、現場で天井を張る場合は、上向きで不安定な体勢となってしまいます。
ですが工場では、天井面を下向きにして腰の高さで作業を行い、反転機で上下を戻すという方法を取っているのです。

 確かに、無理な体勢をとらないことで丁寧に作業ができそう!

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耐久・耐火性の高いオリジナル建材を採用している外壁は、重いパネルも機械を利用することで確実に施工しています。

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内壁・断熱材の取り付け後は、階段やキッチン、浴槽などの内装の設置に進みます。

こちらももちろん、専任の作業者が正確に施工しています。

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1棟を完成させるにはなんと4,000品種15万点もの部材を使用するそうですが、セキスイハイムでは使用部材のすべてをコンピュータで一括管理し、使用ミスを防止しています。

よって、年間約2300棟の生産が可能となり、現在は1日10棟強生産しています。

ユニット単位で正確に組み立てられ、完成してからでは確認できない部分も綿密にチェック。

最大250項目に及ぶ検査を認定検査員が実施しているんだとか!

 工場内はエアコンも効いていて快適な環境で作業をされているようです。
ここまで厳しく管理されているから安定した品質を保てるんですね。
またミュージアムでの体験も、高性能住宅はこのようなものなのかとつくづく納得させていただきました。

 

いかがでしたか?

住み心地を体感でき、構造材に触れ、安全性を確認することで、

ただ家を建てるのではなく、”家と共に一生を生きていくこと”を気づかせてくれるセキスイハイムの工場見学。

近隣の小学生にも見学を開放していたり、お客様自身の家の住まいの生産見学も実施しています。

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更に住宅設備ショールームでは、玄関ドア、外壁、キッチン、太陽光発電などの内装・設備を一堂に展示し、最新の設備を見ることができます。

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技術力×品質管理×検査=高品質、安心、そして家族を守る家の実現。

セキスイハイムの工場見学に込められた“思い”を体感してみたくなりませんか?

もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年12月号」を参考にしてみてくださいね。

【取材協力】

見聞録05セキスイハイム蓮田工場
埼玉県蓮田市大字黒浜3535
https://www.tokyo816.jp
工場見学はホームページから申し込みができます。

撮影/林 紘輝(扶桑社)

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