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注目の「団地暮らし」って実際どうなの?住んでみて分かったことをナマ解説

緑豊かな環境の団地

団地の緑豊かな環境やレトロな佇まいと、家賃の安さから「団地暮らし」が注目を浴びています。

「いつか団地に住んでみたい!」と思い続けてきた筆者が、築40年を超える築古団地に暮らしを始めてはや5年。多くの人が疑問に感じたり、不安を感じると思われる、団地に対する素朴な疑問についてお答えします。

団地はマンションやアパートと何が違う?

大規模な団地

そもそも、普通のマンションやアパートと団地は何が違うのか確認しておきましょう。

団地とは「団地内に複数の建物があり、その団地内の土地または附属施設がそれらの建物の所有者の共有に属しているもの」(国土交通省「第1部 導入編 団地型マンションの再生に向けて」より)を指すそうです。

つまり、敷地内に一つの建物しかなければ一見団地のように思えても、マンションなどに区分されるということになります。

「集金当番」や「掃除当番」はあるが、互い干渉し過ぎることはない

団地の敷地内

団地に住む以前、不安に思っていたのが「ご近所付き合いが面倒なのでは?」ということでした。

同じ敷地内に数百、数千世帯が暮らす訳ですから「大きなコミュニティや当番などがあって、うまく馴染めなかったら住み心地が最悪になるのでは…」。そんな不安を感じたものです。

結論から言うと、筆者が住む団地では心配無用でした。

確かに「集金当番」「掃除当番」など以前のマンション住まいの頃にはなかった作業が発生しました。しかし、筆者の暮らす団地は子育て中で共働きのご家庭がほとんど。

忙しい方が多いせいか、会議なども必要最低限で行いたいという共通認識があるようです。そんな雰囲気ですので、お互い干渉し過ぎることなく、気持ちよくお付き合いができていると感じます。

団地で集金当番に渡す集金袋

ただ、集金当番や掃除当番の感想を言うならば、「やや面倒くさい」というのが正直なところです。
団地ができた当時の集金方法を守り続けているためか、回覧板は隣の世帯のドアまで手で回しますし、毎月集金袋を当番のお宅のドアポストに持っていかなければなりません。

当番になった月はそれらを開封して集計し、銀行口座に振り込むまでが仕事です。
当番のメリットを挙げるとするなら、近隣がどんなご家族なのか把握できるので安心感がある、といえます。

もちろん団地によって異なりますが、当番のことが気になる方は事前に確認した方がいいと思います。

団地特有のサイズ「団地間」の畳は一般的な畳よりもちょっと狭い

団地では、一畳のサイズが一般的なマンションと規格が異なり「団地間」と呼ばれています。

この団地に引っ越してきた当時、部屋のサイズにぴったりなカーペットを探していたのですが、これが意外と少ない…。

筆者の住まいは団地間の中でも珍しいタイプだったようで、部屋とまったく同じサイズの六畳間用カーペットを探したとき、大手通販サイトで選ぶことができたのは何と一種類のみでした(もちろん、オーダーや自分でカットできる物もたくさんあるので、大きな問題ではありませんでしたが)。

団地間の1畳は京間や江戸間よりも狭い

一口に6畳、と言っても団地の6畳と一般的なマンションの6畳では広さが変わることが多いので注意が必要です。

共用施設が充実。畑がある団地もあり、子育てにも安心の環境

団地の敷地内には敷地内には公園、駐車場が充実

敷地内には公園、駐車場、さらには区画に分けて使える畑まである団地もあります。筆者の住む団地には、小さな公園が2つあり、平日、休日にかかわらず、子どもたちがにぎやかに遊んでいます。

そこで保護者が子どもたちを見守りながら立ち話をする、というのも見慣れた光景。

団地の公園

「静かなほうがいい」という考え方も、もちろんあるとは思いますが、人の気配があると寂しさを感じませんし、オフィス街のように殺伐としているよりも生活感がある方がリラックスできるので気に入っています。

また、敷地内の車は徐行運転が基本。道路沿いの家に比べて、子ども達がのびのびと安心して暮らせる環境だと思います。

住むほどに好きになる団地の魅力

団地のキッチン。換気扇がレトロ

以前暮らしていたマンションでは、一人で家にいる時間がとても寂しく感じたのですが、団地に暮らし始めてからは家にいる時間が楽しく充実しています。

温もりのある生活をしたい方には、ぜひおすすめしたいと思います。

画像/PIXTA(1~3、6、7枚目)

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