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【マンションリノベ事例】水まわりは既存を生かし、家具が映えるLDKにリノベ

妻の実家から近いエリアで見つけた築10年の低層マンションを5,900万円で購入したSさん夫妻。豪華さを出すための折り上げ天井やゴールドのパーツが好みではなく、LDKを重点的にリノベーションすることに。
以前から家具を購入していたというSTANDARD TRADE.(スタンダードトレード)にリノベーションを依頼し、約725万円(税込み、設計料別)で自分たち好みのシンプルな空間へとつくり変えました。

好きな家具に囲まれる、シンプルなLDK

広さは十分、築10年経ってはいるものの水回りの設備がしっかりしていて、間取りも変えずに住める。でも、ひと昔前の高級感を感じる内装が好みとは違いました。
そこで、まずリビングとダイニングにあった折り上げ天井をフラットにして、シンプルで広々とした空間をつくりました。

入居時にオーダーしたスタンダードトレードのテーブルをダイニングに置き、壁を淡いグレーベージュで仕上げて優しい雰囲気をプラス。床は既存の床暖房を活かしつつ、足触りが良くコストも抑えられるカーペットをセレクトしました。

リビングコーナーには、細かいプリーツの施されたナラ材を張りました。サイドボードはこの場所に合わせて製作したもので、ソファはカイ・クリスチャンセンの「ペーパーナイフソファ」。
辛子色のカーペットの色はファブリックの色に合わせて選びました。

リビングの一角にあるフロアスタンドや小さな書棚もSTANDARD TRADE.(スタンダードトレード)製。書棚はSTANDARD TRADE.(スタンダードトレード)と出会うきっかけになったものなのだそう。

キッチンは設備がしっかりしていて、機能的にも満足だったので、手を加えずそのまま使うことに。デザインテイストはダイニングとキッチンとでズレが出ましたが、独立したキッチンなのでほとんど気にならないそう。

妻が食器が好きでたくさん持っているので、収納が多いので助かっているといいます。キッチンの奥には洗面室につながる扉があります。

個室はクロスやカーペットの交換のみに

妻は自宅を仕事場にしているプロの漫画家。物件探しの際は、ワークスペースの確保も重要な条件でした。北側の1室の壁と天井のクロスを貼り替え、大量にある仕事の資料を収めるための書棚をオーダーし、妻のワークスペースにあてました。

寝室と廊下も、床をカーペットに変更。カーペットはバリエーションが豊富で、コストを抑えつつ印象を大きく変えられます。温かみのある色合いと足触りのやわらかさでくつろげ、床暖房の快適性を感じられるそうです。
寝室は「寝るだけの部屋」と割り切って、クロスの貼り替えと床をピンクのカーペットに変えるだけにしました。

既存をベースに、パーツ交換でイメージを一新

もともと天井まで目いっぱいあった靴収納を下半分のサイズでつくり直したことで、絵を飾るスペースが生まれました。石貼りの床は既存のまま利用。
濃い茶色だった各部屋のドアをはじめ、巾木やスイッチプレートなどのパーツを替えることで、部屋の印象が明るくシンプルに一新されました。

洗面室にある洗濯機置き場には扉がありましたが、湿気がこもらないように外してオープンに。新たにオープン棚を設置して、洗濯関連の小物を収納しています。

以前の洗面台は照明がたくさんついたきらびやかなデザインでしたが、好みとは違ったので、思い切ってシンプルなデザインに変更しました。

バスルームはとても広く、傷みもほとんどなかったことから、そのまま使用することに。「デザインがシンプルなのでよかったです」と妻。
また、トイレはクロスを貼り替え、手洗いをシンプルなものに取り替えましたが、状態がよかった便器はそのまま使うことに。壁は一部をブルーグレーに塗装して空間のアクセントにしました。
「暮らしてから分かるところもあるので、入居前にはひとまず気になるところだけ直して、あとから追加でリノベ、というのもいいと思います。うちも、もしかしたらもっと限定的でもよかったのかも」と夫は話します。

設計・施工 STANDARD TRADE.
撮影 山田耕司
※情報は「リライフプラスvol.20」取材時のものです

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