ハウスメーカーの家づくりの流れとスケジュールとは?・前編【ハウスメーカーに5年勤めて分かった!】
注文住宅を建てるには、長い期間を要します。ハウスメーカーだと半年から長い人では1年かかります。
そのためには、家づくりの流れとスケジュールを把握する必要があります。
「いったい何からどのように始めていけばいいの?」「何がどこで必要?」など頭の中がパニックになってしまうのではないでしょうか?
最初は楽しく思えた家づくりも、いつの間にかストレスになってしまう人も少なくありません。
そこで今回は家づくりの流れとスケジュールについて前編・後編の2回に分けて、ご紹介していきたいと思います。
【1〜2か月】ハウスメーカー選び
最初の1〜2か月はハウスメーカー選びです。

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ここでの判断がどんどん伸びてしまうと完成時期も遅くなってしまいます。
子どもの学校などで完成時期が決められている人は、特にここで時間を割いてしまうのはオススメできません。
そしてハウスメーカー選びの際にしておくべきことは、以下の3点です。
- ファイナンシャルプランナーに住宅資金だけでなく、生活費などの見直しの相談をする
- 実際の入居者見学
- 実際の構造体の確認
確認することはたくさんありますが、この3つは必ず確認しましょう。
【3〜4か月】周辺調査・プラン確定など
ハウスメーカー選びをしたら、ここで請負契約を済ませます。
請負契約を終えたら、さっそくプラン確定のための打合せです。

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プランを確定させるために改めて家を建てる土地の広さや地盤の強さなどの調査をします。

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土地の広さや高低差など確定したら、間取りのレイアウトの微調整や確認です。
ハウスメーカー選びの段階で間取りの打合せをしてるので、大方は決まっています。
ここである程度、街中の住宅やカタログから外壁のイメージをしておきましょう。
間取りを確定させたら、今度は窓や扉の位置や大きさ、天井の高さなどを決めます。実際に窓や扉などのサンプルも確認できます。
ですが、全体的なイメージやお部屋の大きさがこれで良いのか気になる、などあれば、ここでも実際の入居者を見学させてもらう、など担当者に相談してみましょう。
【4〜5か月】内装打合せ
プラン打合せの途中から内装の打合せにも入ります。
設備関係や壁紙、床材、カーテン、照明、エアコンなどについてです。

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キッチンやお風呂などの設備関係は、ショールームに実際に足を運んで間取りを確認しながら見学します。

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その際にキッチンの色味や仕様など決めるといいでしょう。1回で済む人もいれば、2回確認したい人もいるでしょう。だいたい1〜2回が平均です。
ちなみにショールームはいつでも行けるので、希望があれば契約前やプラン確定の際にも事前に見学できます。
内装に関しては、後付けのものもあるので、窓や扉などと比べて、変更が聞きます。
担当のコーディーネーターに、何をいつまでに決めたら良いのか確認しておきましょう。
打合せだけでも6か月程度はかかる
前編では打合せのスケジュールをご紹介しました。

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ハウスメーカー選びからプラン確定、内装確認まで約半年程度かかることが、おわかりいただけたかと思います。
上記のスケジュールはあくまでも目安なので、これ以上時間を要する人もいれば、もっと短い人もいます。
ですが、おおよその目安がわかれば、逆算して家づくりを進めることができますね。
また、打合せの際のポイントもご紹介しているので、ぜひそちらも参考にしてみてください。