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【マンションリノベ事例】玄関と廊下の壁はフル活用!DIYもなじむ温もりの空間に

「通勤ラッシュの電車に乗らずに済む、徒歩で通勤できる場所に住みたい」と希望していたDさん夫妻。渋谷区内で予算3,000万円という厳しい条件で探し続けたところ、偶然、築37年の物件をインターネットで見つけて3,000万円で購入。
エム・デザインにリノベーションを依頼し、壁の塗装や棚はDIYも取り入れながら、工事費700万円(税・設計料込み)をかけて愛着がもてる暮らしやすい家をつくり上げました。

各所にDIYの温もりがあふれる家づくり

立地を最優先させて物件探しをした末に出会った、庭付きの住まい。駅からは徒歩15分以上かかりますが、静かで落ち着いた環境が気に入っているというDさん夫妻は、夫がスケッチした間取り図をもとにリノベーションをスタート。

LDKには夫のワークスペースも設け、様々な居場所をつくりました。床にはオーク無垢材を使用してあたたかみを感じる空間に。

美しい写真とデザインのアウトドア情報アプリ「DayOut」を手掛ける夫のワークスペースの棚(写真左手)は、余ったフローリング材を棚柱に取り付けてDIYしたもの。ここに棚を取り付けたいと事前に伝え、下地材を入れて工事してもらったのだそう。

テレビ台は以前の家で制作したもの。明るい出窓部分に置いてスッキリとした印象に。また、その両サイドにあるスピーカーもなんと夫の自作アイテム!ネットでスピーカーユニットを購入し、東急ハンズで紙筒や木材、吸音材を、そしてIKEAで布を購入して制作したのだそう。隙間にぴったり収まるサイズはさすがDIY。

こちらは、どこに何を入れるか、妻が綿密に計算して棚割りをしたというキッチン収納。電子レンジやトースターなどの家電が見事に収まっていて、オープン収納なのにスッキリしています。2つペアで吊した照明は工事現場用ライトをDIYでリメイクしました。

ポット

DIYしたアイテムが各所にあふれるD邸ですが、なんとポットまでもリメイクしてオリジナルに。共通の趣味がキャンプという夫妻。アウトドアで使用したときにホーローのポットのフタが開かないよう、革のベルトを夫が制作したのだそう。

玄関と廊下は縦の空間をフル活用

玄関はモルタルで土間風に仕上げました。壁一面に棚を取り付け、靴の収納スペースに。自転車やアウトドア用品を収めている玄関収納は下半分だけ。これは夫のアイデアで、上半分は隣接する個室のロフトとして活用しています。

玄関を灯しているシンプルな照明も、夫の手作り。「いいなと思った照明が高かったので、マネして自分でつくってみました。工事の際にこの照明を玄関につけたいと相談し、うまく設置してもらいました」と夫。

また、玄関の壁にはハンガーを取り付けて傘の定位置に。
そして玄関を上がった廊下の先には、エム・デザイン代表の藤原真紀子さんから提案されたという壁一面の本棚があります。本や雑誌が多いので、大容量のこの本棚が大活躍しているそう。

その本棚の向かいには寝室があります。リビングにつながる壁に室内窓を設け、通風と採光を確保しました。また、壁は薄いブルー系の塗装でLDKとは異なった雰囲気を演出。木製の収納家具も夫がDIYで製作したものです。

想像以上に便利!廊下に配置した洗面台

廊下には本棚だけでなく、なんと洗面台もあるというユニークなレイアウト。「帰ってきてすぐに手が洗えるし、来客時にも便利。この位置に洗面台を配置してよかったです」と妻は話します。
夫妻で同時に使えるように、幅の広いTOTOの病院用シンクを採用し、2つの水栓を設けました。また、洗濯機置き場と脱衣所を兼ねたサニタリースペースはゆったりとした広さを確保。浴室はシステムバスを採用してコストを削減しています。

庭+テラスはDIYに最高の場所

マンションの1階というD邸には広々としたテラス付きの庭があります。学生の頃からDIYが大好きだったという夫にとって、最高の作業スペースに。

そんな夫がDIYも随所に取り入れながらつくり上げたD邸。リノベーション計画にあたっては、好きなインテリア雑誌や住宅誌の切り抜きをノートに貼ってファイリングをしていました。写真やスケッチを用いることで、藤原さんとのイメージ共有に役立ったとのこと。

夫婦そろって手先が器用なふたり。リノベーション完了後も少しずつ手を加えて改造中なのだそう。楽しみながら、より暮らしやすい家を目指しているDさん夫妻でした。

設計・施工 エム・デザイン
撮影 中村風詩人
※情報は「リライフプラスvol.20」取材時のものです

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