子育て・教育

堀本 一徳堀本 一徳

「パパ見知り」を赤ちゃんがしないためには1日1回“授乳”を!

生後5か月になる子どもを持つライターの堀本です。実際にパパになってつくづく思うのですが、やはり子どもはかわいい……。

しかし、現実には子どもが人見知りならぬ、「パパ見知り」をして困っているケースも多くあるようです。

そこで「パパ見知り」にならないための方法について元児童相談所・学童保育所の職員として真剣に考えてみました。

子どもの人見知りが始まるまでの流れ

赤ちゃん

Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)

児童心理において子どもは3つの段階を経ることで「人見知り」が始まるとされます。

第1段階は生後~3か月頃。

この頃の子どもは誰に対しても微笑みかけます。いわゆる「反射的微笑」や「新生児微笑」と呼ばれるもので、条件反射のひとつです。

パパに笑いかけてくれた!と嬉しかったあの笑顔もただの条件反射だったとは…。

第2段階は3か月~6か月頃。

この頃になると少しずつ対象を区別し出します。

これまでどおり誰にでも微笑みかけはしますが、ママに対しては「キャッキャ!」と明らかに笑顔が増えるなど反応に変化が。

赤ちゃんとママ

プラナ / PIXTA(ピクスタ)

第1段階で密接に関わった相手を「愛着の対象」として区別している訳です。

第3段階は6か月~2歳頃。

愛着の対象とそれ以外の区別がはっきりすると、いよいよ「人見知り」の始まりです。

愛着の対象にはより好意的な反応を、それ以外には不信感や敵対心を示すようになります。

泣く赤ちゃん

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

これが「パパ見知り」の要因でもあるんです。

 

なんで家族なのに「パパ見知り」されてしまうの?

「家族なのに、なんで人見知りされるの?」と不思議に思う方もいるのでは?

しかし、生後間もない子どもは保護者もその他もまだ区別ができていません。

そのため、生後~3か月頃に十分な関わりを持てていないと、愛着の対象から外れてしまうことに。

赤ちゃんとパパ

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

子どもから「その他」として認識される可能性は十分にあるのです。

「イクメン」が流行ってはいますが、内閣府の発表によると2017年時点での男性の育児休暇取得率は5.14%。

また、オムツ替えやお風呂など一部の育児でも参加率は全国平均で29.0%でした。

おむつ替え パパ

Pangaea / PIXTA(ピクスタ)

男性の育児参加が足りていない現状で、「パパ嫌い!」は仕方のないことなのでしょう。

 

「1日1回の授乳」が子どもとの関係作りになる!

育児参加が不足しているから「パパ見知り」になってしまう……。

では、どうすれば子どもから「パパ見知り」されずにすむのでしょうか?

単純に育児参加の頻度や範囲を増やせればいいのですが、パパが一家の大黒柱としてバリバリ働いている家庭では休みを取るのでさえ大変なときがあります。

そこでオススメしたいのが「1日1回の授乳(ミルク)」です。

ミルク パパ

Satoshi KOHNO / PIXTA(ピクスタ)

生後~3か月頃の子どもにとって、授乳は生命活動には欠かせません。

当然、授乳してくれる相手はその他と人と比べてより重要な相手として認識されやすいです。

さらに、授乳中は子どもの顔との距離が30cmほどまで近づきます。

生後間もない子どもはまだ20~30cmほどのものしかはっきりと見えないので、授乳中のように側まで近寄ることが子どもとの関係作りにはとても大切なのです。

 

パパが授乳すればママの負担軽減にもなって一石二鳥!

赤ちゃん パパ ママ

topic_36 / PIXTA(ピクスタ)

1日1回の授乳が子どもとの関係作りにいいとのことですが、実はこれ以外にもメリットがあります。

例えば、仕事から帰ってきて夜中の1回、仕事に行く前に朝の1回。たった1回の授乳ですが、パパがすることでママの負担軽減にもなります。

子どもの「パパ大好き!」だけでなく、ママの評価にもつながるのですから、まさに一石二鳥ですね。

もし、普段の育児では不十分だと感じるのであれば、ぜひ「1日1回の授乳」を試してみてください。

  • B!