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パパ見知りする赤ちゃん、抱っこしても泣いてしまう原因は?その解決法も紹介

赤ちゃんとママ

かわいいと思って接しても、パパの顔を見ると泣き出してしまう。人見知りならぬ「パパ見知り」する赤ちゃん。その原因は何なのでしょうか?

生後5か月になる子どもを持ち、児童相談所・学童保育所の勤務経験もある日刊住まいライターが、「パパ見知り」にならないためのおすすめの方法を紹介します。

パパ見知りの原因は、赤ちゃんが愛情の対象としてくれていないから

赤ちゃん

児童心理において子どもは3つの段階を経ることで「人見知り」が始まるとされます。

第1段階は生後~3か月頃

この頃の子どもは誰に対しても微笑みかけます。いわゆる「反射的微笑」や「新生児微笑」と呼ばれるもので、条件反射のひとつです。

パパに笑いかけてくれた!とうれしかったあの笑顔もただの条件反射だったとは…。

第2段階は3か月~6か月頃

この頃になると少しずつ対象を区別し出します。

これまでどおり誰にでも微笑みかけはしますが、ママに対しては「キャッキャ!」と明らかに笑顔が増えるなど反応に変化が。

第1段階で密接に関わった相手を「愛着の対象」として区別している訳です。

第3段階は6か月~2歳頃

愛着の対象とそれ以外の区別がはっきりすると、いよいよ「人見知り」の始まりです。

愛着の対象にはより好意的な反応を、それ以外には不信感や敵対心を示すようになります。

泣く赤ちゃん
これが「パパ見知り」の要因でもあるんです。

育児参加が足りていないと「パパ嫌い!」は仕方のないこと

「家族なのに、なんで人見知りされるの?」と不思議に思う方もいるのでは?しかし、生後間もない子どもは保護者もその他もまだ区別ができていません。

そのため、生後~3か月頃に十分な関わりを持てていないと、愛着の対象から外れてしまうことに。

赤ちゃんとパパ

子どもから「その他」として認識される可能性は十分にあるのです。「イクメン」が流行ってはいますが、内閣府の発表によると2017年時点での男性の育児休暇取得率は5.14%。

また、オムツ替えやお風呂など一部の育児でも参加率は全国平均で29.0%でした。

おむつ替え パパ
男性の育児参加が足りていない現状で、「パパ嫌い!」は仕方のないことなのでしょう。

パパ見知りしない関係づくりは「1日1回の授乳」

育児参加が不足しているから「パパ見知り」になってしまう……。では、どうすれば子どもから「パパ見知り」されずにすむのでしょうか?

単純に育児参加の頻度や範囲を増やせればいいのですが、パパが一家の大黒柱としてバリバリ働いている家庭では休みを取るのでさえ大変なときがあります。

そこでおすすめしたいのが「1日1回の授乳(ミルク)」です。

ミルク パパ

生後~3か月頃の子どもにとって、授乳は生命活動には欠かせません。当然、授乳してくれる相手はその他と人と比べてより重要な相手として認識されやすいです。

さらに、授乳中は子どもの顔との距離が30㎝ほどまで近づきます。生後間もない子どもはまだ20~30㎝ほどのものしかはっきりと見えないので、授乳中のように側まで近寄ることが子どもとの関係づくりにはとても大切なのです。

パパが授乳すればママの負担軽減にもなって一石二鳥!

赤ちゃん パパ ママ
1日1回の授乳が子どもとの関係づくりにいいとのことですが、実はこれ以外にもメリットがあります。

例えば、仕事から帰ってきて夜中の1回、仕事に行く前に朝の1回。たった1回の授乳ですが、パパがすることでママの負担軽減にもなります。

子どもの「パパ大好き!」だけでなく、ママの評価にもつながるのですから、まさに一石二鳥ですね。もし、普段の育児では不十分だと感じるのであれば、ぜひ「1日1回の授乳」を試してみてください。

画像/PIXTA