2軒目の戸建てリノベは「デザイン性のある好きを盛り込んだ家」、10年後…
筆者は現在52歳。家族はアラ還の夫と大型犬で、結婚してから実に3回、家を買いました。
中古マンション、中古一戸建て、中古一戸建ての順に。
それぞれ思い入れのある住まいですが、さまざまな理由で売却することにしました。
今回は、前回の「住宅ローンに苦労しつつも引き渡しを受け、リノベに着手するまでについて」に続き、一戸建てのリノベにまつわるあれこれについてのお話です。
戸建てリノベの素材として何が大切か?
ということで、やや閲覧注意なビフォアがこちら。
この状態で購入するのは、人によっては勇気のいることだと思います。
しかし私達夫婦は表面の汚れなどいくらでも綺麗にできると知っていました。
それよりも雨漏りが無い・傾きが無い・改修に費用がかかる屋根や外壁、窓類は当面このままでOKと言った点を重要視し、掘り出し物と判断したのです。
戸建てリノベプラン、どこにこだわったか?
せっかく一戸建てに住んでいるのに愛車を置けないのは残念だと、道路に面した1階の6帖分を壊してガレージにしてしまいました!

黄色い点線から左部分を壊してガレージに
小さな家なのに更に床面積が減る?という心配はご無用です。
ガレージの天井高をギリギリまで低くし、2階の天井は取り払い、中2階とロフトを作ることで全体の床面積はほぼ変わりません。
わかりやすく図にすると、こんな感じです。
既存の1、2階とは短い階段で繋ぐスキップフロア方式に。
このプランにより、筆者が最も切望していた「デザイン性のある階段や吹き抜けで縦に伸びる室内空間」が実現できます。
しかし予算を抑えるため、施主支給とセルフリノベを徹底的に追求し、途中、あまりの大変さに「リノベ鬱」になりかけたりもしました・苦笑。
でも、好きなアイテムを全て盛り込んで満足度は100%です。
前のマンションと同様に雑誌やテレビでも取り上げていただきました。

秋葉原で部品を集めてつくったトグルスイッチ

合羽橋で特注したキッチン、10センチ角のガラスブロック、丸いモザイクタイルなど
熱意と根気で手に入れた住まい、10年後にやってきたのは?
1つ目のマイホーム、小金井のマンションは東京R不動産で賃貸募集をかけてもらうと、すぐに良い方から申し込みが入り、退去された今でも家族付き合いを続けています。
時は流れ……。
約10年後、筆者は諸事情によりフルタイムの仕事から離れ、そこへイタズラ大好きな大型犬が大切な家族として加わりました。
考えたくはないですが介護が必要になった時、このスキップフロアの家は明らかに不向きです……。
また、減らすなんて考えもしなかった雑貨や趣味のものに対しても、ダウンサイジングしておきたいという気持ちが自然に芽生えてきました。
経済的にも、ここを貸せば家賃が入ってきます。
このタイミングを逃してはいけない!
こうしてマイホーム3軒目となる狭小平屋を購入したのでした。
この辺りは過去の連載記事でも詳しく書いています。
予想はつかない何事も。新たなる転機とトライ
2軒目の家はリノベを施していても、元は築約40年の木造戸建てです。
浴室は既存のままだったり、実は雨漏りも起きたので部分的修理を施したりしていました。
入居者が決まるだろうか?と心配でしたが、今度はgoodroomさんですぐに決まりました。
大きな公園のある立川がお好きで、家の古さにも理解があり、DIYも得意という理想的な若いご夫婦です。

立川のオアシス・昭和記念公園
不具合が出れば一緒に修理したり、狭い平屋(3軒目の住まい)に招いたりと楽しくお付き合いしてきたのですが……。
借りていただいてから2年め、賃貸契約更新も意識するようになった頃に、雨漏りが再発しました。
すぐに応急処置を施しておいてから、速やかに抜本的な改修を進めていたところ、他方でもある変化が起きたのです。
次回に続きます。