ハウスメーカーとの家づくり。6か月め~引き渡しまでに気をつけること
前回はハウスメーカーの家づくりの流れの前半をご紹介していきました。
ハウスメーカー選びから、ハウスメーカー決定後の打ち合せを合わせると、6か月程の期間を要することがわかりました。
打ち合せが終わっても、まだまだ家づくりは続きます。
今回は家づくりの流れとスケジュールの後半編としてご紹介していきたいと思います。
6か月/見積もり確認・工事契約

Ushico / PIXTA(ピクスタ)
図面も確定して、内装がある程度確定したら、2回目の工事契約を行います。
このとき、打ち合せ後の見積もりを提示されて金額がアップしていることがほとんどです。
いざ節約しようと思っても、打ち合せを通じて「最新の設備を入れたい」「間取りをもう少し広くしたい」と思うようになるケースがほとんどです。
2回目の契約前に見積もりアップしてびっくりしないように、毎回の打ち合せ時にはどれくらい金額が上がっているか、確認しながら進めていきましょう。
このときも引き続き、カーテンや壁紙など内装材の打ち合わせをします。
7か月/いよいよ着工

ヒロビンソン / PIXTA(ピクスタ)
いよいよ着工です。実際に現場監督と、配置などの確認をします。
現場を見ることで、どのくらい庭の広さを確保できるかなども確認できます。
また、人によっては地鎮祭をこのときに行います。
ただ、地鎮祭も費用がかかるため、現在は塩をまくだけという方もいらっしゃいます。
気になる方は地鎮祭をしたほうがいいでしょう。
8〜9か月/上棟

bee / PIXTA(ピクスタ)
次は棟上げです。棟上げはハウスメーカーによって期間が異なりますので、どのくらいかかるのか契約前に確認しておきましょう。
また、気になるのが、「雨が降った日の工事はどうするのか」です。
いざ、雨の日に工事現場に行ったら普通に工事していた、なんてことも珍しくありません。
建材が雨に濡れてしまったらどうするのか、といったことも契約前にしっかりと確認したいものです。
また、上棟立ち会いでは、構造体が剥き出しの状態で、壁紙や床材などの仕上げは何もされていません。

cba / PIXTA(ピクスタ)
そのとき「思ったより狭いかも」と不安に感じる方が多いですが、壁紙などを貼っていくと広く感じ、安心する方が多いです。
このときも現場にて打ち合わせがあります。エアコンの位置、コンセントの位置などの確認をします。
まだこの時点でも内装材は相談できることもあるので、最後まで悩んでしまっている場合はインテリアコーディネーターさんに相談してみましょう。
そのほか、この辺りから外構の打ち合わせにも入っていきますので、時間が許す限り工事現場に行きたいものです。
キッチンやお風呂などが設置されていくことで、家の顔が少しずつ見えてくるのは嬉しいものです。
10か月/竣工・引き渡し

mits / PIXTA(ピクスタ)
キッチンなどの設備や床材、壁紙などもすべて完成して竣工、引き渡しとなります。
引き渡し前には壁紙がしっかり貼られているか、窓やサッシはスムーズに動くかなどの確認をします。
気になるところがあれば、現場監督に相談してみましょう。
住んでいくうちに気になるところが見つかる場合もありますので、そういった場合の対応方法など契約前に確認しましょう。
11か月/外構

gaistino / PIXTA(ピクスタ)
引き渡しが終わっても、今度は外構工事があります。
このとき工事内容によっては車が入らないなどのケースが多いため、引き渡しが終わったらすぐにお引越しして、車も必須という方はスケジュールの確認が必要です。
外構工事の期間も含めたスケジュールを考えなくてはいけません。
まとめ

ABC / PIXTA(ピクスタ)
ハウスメーカーでの家づくりの流れとスケジュールを前半・後半に分けてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ある程度流れを理解して進めることで、事前に担当営業に確認することができますが、何もわからないままだと「こんなこと聞いていない」の連続になってしまいます。
せっかくの家づくりですから、少しでも不安やトラブルは減らしたいですよね。
これから家づくりをされる方はぜひ参考にしていただけたらと思います。