【あの人のおうち訪問】あさこ食堂・シラサカアサコの「1粒で2つ美味しい」家
話題の「あの人」の自宅ってどんな風なんだろう、と気になったことはありませんか?
家には、その人の“人となり”が詰まっていますよね。話題の「あの人」の家を見れば、表面には出てこなかった「あの人」の魅力を発見できるかも。
第2回目は、大人気料理ブログ「あさこ食堂」や、お麩の魅力に迫る「お麩研究部」部長としても人気のシラサカアサコさんのおうちにお邪魔してきました。
■増えがちな食器は、大皿派になることで回避!
やはり気になるのは、レシピブログが人気すぎて、本も何冊も出したというシラサカアサコさんの、キッチン回り……!
こちらが、シラサカアサコさん宅の、リビングダイニング。長男の保育園への入園を期に、引っ越してきたばかりだそう。
ナチュラルなテイストでまとめられています。
ーーあれ? 意外と食器が少ないですね。料理ブロガーということで、食器をたくさん持っているイメージがありました!
シラサカアサコさん:キッチンにも食器棚があるんですけどね。
うちは、“料理は大皿派”なんです。お気に入りの大皿の食器を、1枚ずつ買えば、色々楽しめるし。
それに、我が家はわたしも夫も、家に人を呼んでパーティーをするのが好きで。大皿でドン!と料理を振る舞うことも多いんですよ。
「うつわ好き」で、いろいろな作家さんの器が欲しいので、同じものを買うことはほとんどありません。
その代わり、収納しやすいように、同じくらいの大きさのものを買うようにしています。
■お重や、お弁当箱も、食器として
ーーあっ、でも、お重やお弁当箱はたくさんあるんですね!

木製・漆器・陶器と、一口に「お重」と言っても様々
ーーお重やお弁当箱を、いくつも持つのは、どうしてですか? 1個でいいような気もしますが……。お重なんて、おせちの時に使うくらいしか、イメージが湧きません(笑)

曲げわっぱがこんなに一杯!「一度使うとハマる!」とのこと。
シラサカアサコさん:むしろ我が家は、おせちは作らないの。実家に帰っちゃうから(笑)
好きで集めているんですが、お重は、普通に食器として使えるんですよ。大皿の代わりと思えばいいんです。
お弁当箱もね、普段の食事でも使ってます。たとえば、丼の時の器なんかに使って。ちょっと雰囲気が変わるんですよ。
子どもに料理を出す時に、毎日同じ食器だとオモシロクないでしょう?
たまに、お弁当箱に詰めて出してあげると、喜んで食べてくれるんです。
ーーなるほど! お重やお弁当箱は、この時しか使っちゃダメ、なんてことは無いですもんね。1年に1回しか使わないなんて、確かにモッタイナイ。
毎日、食器の代わりに使うなんて、目からウロコのようなアイディアですね!
■子どもだって、大人と同じものを
リビングの一角には、もうすぐ2歳だというお子さんのスペースも。無垢材のベビー用デスクチェアは、息子さんのお気に入りスペースだそう。
シラサカアサコさん:ここで良くお絵かきや、絵本を読んだりしています。最近はどこに何があるのかをしっかり覚えたようで、自分で出して自分で仕舞うこともできるようになったんです。
だから、大人は変に物の場所を移動させないようにしています。
なるべく物を増やさないようにはしていますが、物が増えても、収納場所を大きく入れ替えたりはしない。せっかく子どもが覚えた場所が、もうどこに仕舞っていいか、分からなくなっちゃうから。
電車が好きだという息子さんですが、それ以外で特にお気に入りだというのが、「おべんとう」という絵本だそう。
ーー食べ物の好き嫌いは、ないんですか?
シラサカアサコさん:その時々によって多少苦手なものはありますが、今のところ、大っ嫌いで食べない!というものは無いですね。
この「おべんとう」の通りに、おべんとうを作ってあげるとね、少し苦手だったブロッコリーだって、嬉しそうに食べるんですよ(笑)「絵本といっしょだー!」って。
ーーお子さんには、どんな食器を使っているんですか?
シラサカアサコさん:基本的には、大人と同じもの。
たまに、落として割っちゃうこともありましたが、それでも「お皿は、落としたら割れるんだ」ってことを知ってほしいから、陶器のお皿も使っています。
でもね、全部陶器だと、やっぱり重たいし、全部割られちゃっても困るから(笑)木製のものや、漆器も使ってます。
子ども用だからって、あんまりポップなものばかりは使わないですね、シンプルで上質なものを。
これだと、大人用にちょっとお茶菓子を入れたり、おつまみを入れるのにも使えます。

「植物を育てるのが苦手だけど、少しでもグリーンを」ということで、サボテン柄のクッション。

お子さんの1歳記念は、パネル加工して、飾れるインテリアに。
決して、特筆するほど広くはない、普通の都内のマンション。
「ほとんどのインテリアアイテムが、自分が一人暮らしの頃から、少しずつ集めてきたもの」と語るシラサカアサコさん。
収納スペース的にたくさんの物を持てないからこそ、発想を豊かに、1つのアイテムに2つも3つも役割をもたせ、アイディア勝負で素敵な住まいを作っているのが印象的でした。
柔軟な発想があふれるこの家だからこそ、アイディアたっぷりのレシピが日々生まれているのですね。
シラサカアサコさん、ありがとうございました!
シラサカアサコ・・・大人気ブログ「あさこ食堂」運営。
著者には「曲げわっぱと常備菜で、おいしさぎっしり、おべんとう。」や「シラサカアサコ+お麩研究部のお麩ごはん。お麩おやつ。」など。