不動産

内野 チエ内野 チエ

常識、非常識?物件探しや交渉時に使える、プロが教える豆知識

不動産の物件探しや交渉の場で一般の人が「常識」と思っていることが、実は業者の立場から見ると「非常識」なこともあるようです。

あなたが知っているその常識は、もしかすると「勘違い」かもしれません……。

不動産業界の本当の常識を、プロがレクチャー!

知っておくと交渉がスムーズに運んだり、ここぞというときに冷静な判断を下せるかもしれません。

プロが教える不動産に関する常識や非常識に関するお役立ち記事を、3本まとめてお届けします!

「不動産をキャッシュで買う」はお得ではない!?

キャッシュ

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

戸建てやマンションの購入では、数千万円のお金が動きます。

一般的に、「ローンよりもキャッシュで買った方が、買い手に有利」と言われていますが、本当にそうなのでしょうか。

実は不動産売買の交渉の場で「キャッシュで買うから安くして」と言っても、あまり効果がありません。

なぜなら、売り手にとって、ローンかキャッシュかはあまり大きな違いがないからです。

全額を回収するまでに何年もかかるローンより、今すぐ現金化できるキャッシュの方が良いのでは、と思いがちですが、実際は、ローン利用のときでも銀行から代金全額を現金で受け取ることができるので、売り手にとって結果は同じことなのです。

交渉の材料だと思っていることが実はそうでないことも往々にしてあるようですね。

 

不動産広告には肝心な情報が載っていない?

中吊り

tkc-taka / PIXTA(ピクスタ)

物件情報を集めるとき、一番最初に目にするのが不動産広告です。

ですが、意外なことに不動産広告は、「最寄り駅」や「住所地」などの肝心な情報が明らかにされていない場合がほとんどなのです。

物件を検討する上で、“立地”は最優先事項に挙がるくらい大切なことのはず。

それなのに、なぜ広告にそのような重要な情報を載せないのでしょうか。

そこには不動産業界ならではの2つの理由がありました。

「掘り出し物」は不動産会社しか扱えない?

土地

HAKU / PIXTA(ピクスタ)

「相場より安い物件を見つけて得をしたい!」と、不動産を探すときはそんな思いも浮かびます。

しかし、掘り出し物は「市場に出回る前に不動産会社が買って、値段を上げ転売してしまうから存在しない」という話もまことしやかに囁かれています。

不動産のプロに言わせると、これは「半分正解で半分ハズレ」なのだとか。

確かに不動産業者が購入する物件は、相場より安いものが多いそうです。

それは、一般の人たちが購入しにくい不動産を「加工して商品化する」という前提があるから。

不動産業者は、そのままでは宅地にならないデコボコの土地を造成したり、水道や電気が未整備の土地にインフラを施したりして、市場に戻し販売しています。

逆にいうと、掘り出し物を一般の人が手に入れても、手を加えなければ住めないような不便な土地で、かえってお金がかかるということも考えられます。

知って納得の不動産業界の裏話。

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