家購入の前にプロへ相談を。家族に必要な資金計画も相談すべし
皆さんは住宅を購入する前にまず資金相談をしていますか?
今では、ハウスメーカーや不動産会社などでファイナンシャルプランナーに個人相談できる機会も増えています。
今回は資金相談をすると見えてくる、お金の話について。
ファイナンシャルプランナーに相談することで、住宅ローンをはじめ、保険、生涯にかかるお金のことまで全体の設計が見えてくるのです。
住宅に充てられる資金がわかる

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資金相談をすると、まず、どれだけ住宅に資金を充てられるかがわかります。
土地から購入する場合は、「土地にいくらかけて、住宅にいくら」と目安がわかれば探すエリアや条件なども絞りやすくなります。
予算が決まることで、「あとで予算オーバしていた」という問題にもなりにくいのです。
資金相談することで、どこまでが限界か、月にいくら支払えるかが明確になります。
保険の見直しができる

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資金相談をすることで保険の見直しができます。
「必要になるかもしれないから契約しておこう」と、必要ないのに保険に加入していたり、実は二重加入していた、などといった方は少なくありません。
資金相談を機に生命保険も見直せぱ、少しでも家計のムダを削ることができるかもしれません。
数年後、家計が赤字か黒字か予測できる

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資金相談は現在の家計だけでなく、10年後・20年後・30年後などの家計プランを見ることが可能です。
例えば、今5,000万円の住宅を購入して、ローンを組んだら10年後も暮らしていけるのか、家計がマイナスになっていないか、といったことを予測することができます。
仮に希望の予算では赤字になってしまう場合は、現在使っているお金を見直したり、予算を減らそうと明確に見えてきます。
意外と出てくる使途不明金

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意外と多いのが、使ったお金が何だったかという内訳が不明な費用です。
1年間に何十万と使用しているケースもあります。
生活費に〇〇円、光熱費〇〇円、教育費に〇〇円、娯楽費〇〇円と細かく出していくと、「このお金は何に使ったんだろう?」と思い出せないような費用が出てきます。
そのときは「安いから購入してもいいかな」と思えるものでも、それが重なっていくと大きなお金になります。
資金相談のような機会がないと、そういった何気なく使ってしまっているお金に気づくことができません。
今後、生活していく上で、家を購入すること以外にも、できる範囲で節約していくことは大切です。
まとめ
資金相談をすると、家を購入する際の予算がわかるだけでなく、今まで使っていたお金や今後の家計についても見えてきます。
ご自身で予算を決めても問題はありませんが、先述した保険や何に使ったかわからないような費用など自分では気付かなかったことに気付けることもあります。
ぜひ家を購入する機会に資金相談をしてみてはいかがでしょうか。