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【団地リノベ事例】築50年超の団地がセルフリノベでオリジナルな家に大変身

結婚を機に家探しを始めたという内藤さんは、「築50年の団地再生ライフ」という人気ブログの管理人。東京都国立市にある、昭和40年築の団地の一室を親戚から借り、ほぼDIYでリノベーションをしています。
塗装からはじまり、タイル貼りや押し入れの改造、フローリング貼り替えなど、工事費約200万円(材料費込み)をかけて自分たちらしく改装して、オリジナルな家を実現させました。

DIYでフローリングにしたLDK

音楽がテーマのリノベ

家探しをしていた夫妻のもとに親戚から「よかったら借りてもらえないか」と打診があった団地の一室は、かなり傷んでいたそうです。

本当に住めるのかという不安もありましたが、緑も多くて子育てしやすそうなことと夫が国立市出身で馴染みがあったこと、そして自分たちらしく改装して住むのも面白そうと考え、住みながらのリノベーションがスタート。

南向きLDK

ダイニングキッチンに隣接した和室をつなげてLDKは開放的にリフレッシュ。友人に協力してもらって、畳をフローリングに張り替えました。

リビング西側の壁は夫の祖母から譲り受けたオーディオセットやレコード、収納棚付きの時計などで楽しい演出がされています。

DIYしたキッチン

オーディオセットは現役で稼働中。譲り受けた当初は動かなかったそうですが、メーカーに問い合わせるなどネットを駆使して部品を入手し、自分たちで修理をしました。そんなオーディオセットが並ぶリビングの背面はキッチン。

壁の面材を白くペイントし、天板と壁の立ち上がりにブルーのモザイクタイルを貼ってレトロに仕上げました。置き型のIHコンロをポンと置いただけで、シンプルに潔く。

押し入れが大容量クロゼットに変身!

押し入れを改造したクロゼット

LDKに隣接する個室は用途を限定せずフレキシブルに使っています。押し入れを大胆に改造して、オープンなクロゼット&ワークスペースに。
クロゼットの下段は来客時などにカーテンで目隠しできるようになっています。

パーソナルスペース

ワークスペースとクロゼットの間はワイヤーネットで間仕切りし、メモや文具などを吊るしています。窓際には妻がメイクをするための小さなドレッサースペースも設けました。
夫が大切にしているギターはしまい込むことなく、各所に思い切ってオープンに収納されています。

個室から玄関方向を眺めると、ビビットなオレンジに塗装した印象的な壁が。白く塗装した壁と天井に映えて、空間のアクセントになっています。

襖を取って回遊性ある間取りに

個室とLDKの間にあった襖をはじめ、空間を細かく仕切っていた襖はすべて撤去。そのおかげで、寝室以外の部屋はぐるりと回遊できる快適な動線が生まれました。

ビタミンカラーが鮮やかな玄関や水回り

イエローに塗装した玄関

既存の下駄箱を撤去して壁を黄色に塗装し、開放的に生まれ変わった玄関。シューズラックはレンガ+すのこで手作りしました。
床はモロッコ風モチーフのフロアタイル。ウェルカムボードは100円ショップで購入したフレームをアレンジしています。

また、玄関ホールから個室方向に目を向けると、ガラスを外して楽しいディスプレイスペースにした欄間が。その左手の収納のドアは黒板塗装で仕上げました。

南向きで明るい寝室

玄関を入って右手にある南向きの寝室。ベビーベッドも加わりベッドでいっぱい、という状態ですが、照明やオブジェなどをうまく取り入れて、生活感を程よくカバーしています。

油性塗料で塗装したトイレ

洗面スペースは窓があるおかげで、コンパクトながら明るく広々とした空間に。

右手のドアがトイレ、その向かいに浴室があり、洗面スペースは脱衣所も兼ねています。そして、壁を油性塗料で鮮やかな若草色に塗装したトイレは、『はらぺこあおむし』のイラストとの相性抜群。
雑貨やアートを楽しめるよう、小さな棚も付けました。

リノベーションを振り返って、「風通しがよくて、特に夏場はエアコンがいらないくらい快適です。月に一度草むしりと掃除の日があって、それをきっかけに知り合いも増えました」と夫妻。家づくりも団地の環境も、存分に楽しみながら暮らしているようです。

撮影/山田耕司
※情報は「リライフプラスvol.15」取材時のものです

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