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話題のDIY簡易クーラーをつくってみた。難易度と使い心地をレポート

今年もジリジリと暑い日が増えてきました。去年の夏の暑さを思い出すとゾッとしますね。

今回は、そんな夏の暑さを少しだけ和らげてくれると巷で評判のDIY簡易クーラーを自作してみました。

工具はカッター1本だけ、予算は保冷剤込みで6000円、材料さえそろえればカンタンに作れます。

「DIYクーラー」ってどんなもの?

「DIYクーラー」とは、小型のファン(扇風機)・クーラーボックス・氷(保冷剤)を組み合わせて作る、簡易的な冷房装置です。

「ポータブルエアコン」とか「ホームメイドエアコン」とか呼ばれることもあるようですね。

基本的な構造を図にするとこんな感じ。DIYクーラーの仕組み

以前「日刊Sumai」でも紹介されていた「扇風機の前に凍ったペットボトルを置いて冷たい風を出す」のと同じ仕組みです。

クーラーボックスを用いて密閉性を高めて小さい穴から風を送り出すことで、より効率を高めて涼しさを感じられます。

どんな用途に使われるかと言えば、ペットの夏バテ防止や仕事中に足もとを冷やすためのスポットクーラー、テントやクルマのような密閉空間の暑さを和らげるためなどに用いられるみたいです。

うちの場合は、主に寝室の床に置いたマットレスの足下に置いて使います。

もともとクーラーが苦手なアサクラとしては、就寝中にクーラーをつけっぱなしにはしたくありません。

その点、足下をやんわりと冷やしてくれる「DIYクーラー」は、熱帯夜の寝苦しさをちょっとだけ和らげてくれるのでうれしいです。

材料は「小型扇風機・クーラーボックス・エルボ」の3点だけ

実は、今回作る「DIYクーラー」は過去の「日刊Sumai」で紹介されていた「冷風器」と基本的には同じ構造です。

ポイントはあまり見た目にこだわらず、カッターのみを使い、ホームセンターかネットで手に入る材料で作ったところ。

材料はこちらの3点。

DIYクーラーの材料3点

どれも特別な材料ではありませんので、類似品でもぜんぜん問題ないと思います。

1.発砲スチロール製のクーラーボックス

クーラーボックス

プラスティックのバケツやクーラーボックスを使う人もいるようですが、加工のしやすさでいえばカッターで切れる発砲スチロールが断然おすすめです。

ファンを設置する余裕があり、氷を入れられる十分な容量があるサイズを選びます。

僕が選んだクーラーボックスは「幅47センチ・奥行33センチ・高さ25センチ」でした。

2.小型のファン

ファン

小さめの換気扇で、卓上扇風機とも同じ構造です。

サイズはおよそ「12センチ×12センチ」。

今回はコンセントがある場所で使用するのでコンセントプラグ式を選びましたが、バッテリーに接続して屋外で使用したいならUSB式を選んだほうが選択肢が豊富で安価です。

シンプルな構造のものを選びましょう。

3.「エルボ」

エルボ

もともと水道管のカーブ部分に使われるものですが、それを通気口に流用します。

ここを通って冷やされた空気が外へと出て行きます。以上の3点をこんなふうに組み合わせます。

DIYクーラー制作イメージ

取り込んだ風がまっすぐ流れるほうがいいと考え、ファンはクーラーボックスのサイドに設置することにしました。

ファン仮置き

一方、エルボはフタのほうに設置して、ななめ上に風が流れていくようにしました。

エルボ仮置き

もし、クーラーボックスの真横に風が出るようにするなら、穴を開けるだけでもいいですね。

見た目をすっきりさせたいなら、風の出口にガラリ(換気口とか通風孔に設置されているやつです)を選べば、でっぱりがないシンプルな見た目になります。

施工はかんたん!わずか15分ほどで完成

まずファンとエルボを縁取るようにクーラーボックスに油性ペンで切り抜き部分を書き移します。

ペンで縁取り

ペンで縁取り

線に沿ってカッターでくり抜きます。

カッターで切り抜き

これが唯一の作業らしい作業でしょうか。

ポイントとしては、ほんの少しだけ小さめに穴を開けること。

そうすることで、ファンやエルボをはめこんだとき、すっぽ抜けてしまう事態が起こりにくくなります。

切り抜き完了

切り抜き完了

切り抜いた穴にファンをはめ込みます。

ファンを設置

エルボをはめ込んだら、

エルボを設置

完成です。あっけないくらいカンタンです。

DIYクーラー完成!

丁寧に穴開けをしてはめこんであげれば、ファンやエルボはぐらつかないので固定の必要はありません。

さっそく使ってみます。

冷凍庫にある大きめの保冷剤(手帳くらいのサイズ)を3枚入れてみました。

保冷剤を入れた

風の通り道にあたるように、100円ショップのまな板立てを使って立ててあげました。

フタを閉めてコンセントをさしたら、

冷風が出た!

ブウウーンとファンが回り出し、エルボから風が出てきました。

ふつうの扇風機よりもひんやりとした冷風です。

しかし、このていどの保冷剤ではすぐに溶けてしまい10分~20分ほどで風がぬるくなってしまいました。

これではとても熱帯夜には太刀打ちできません。

冷風を持続させたいなら保冷材にこだわるべし

今回制作した「DIYクーラー」はコンセント式なので「使用時間=保冷材の持ち時間」となります。

コンセント

保冷剤をさらに強力なものにすれば、使用時間を伸ばすことができるはず。

強力タイプの保冷剤

というわけで購入したのが、こちらの強力タイプの保冷剤。

保冷剤と手のサイズ比較

こうして見ると大きさがわかると思います。

これだけ大きいとなると結露した水分も多くなりますから吸水クロスを用意してみました。

吸水クロス

これをクーラーボックスに敷いてから、

吸水クロスを敷く

キンキンに凍らせた保冷剤をタテ置きします。

強力保冷剤をセット

これで使用してみたところ、冷風の持ち時間はぐっと長くなりました。

25度の夜でも、2~3時間くらいは涼しい風が出続けていました。

ただし、あくまで冷風にあたって涼を取るためのものなので、部屋全体を冷やす効果はないのでご注意ください。

製作費はおよそ6000円、バッテリーを使えばポータブルにも?

では、「DIYクーラー」の制作にかかった費用をおさらいしましょう。

・クーラーボックス1,050円
・エルボ 378円
・小型換気ファン 2,160円
・吸水クロス  390円
合計:3,978円

ちなみに、強力タイプの保冷剤は2個セットで「2,332円」でしたから、保冷剤込みでも6000円強で制作できる計算になります。

今回は室内の決まった場所に置いて使用するのでコンセント式にしましたが、もし車内やキャンプで使用するならUSB給電式のファンを選ぶといいでしょう。

これと容量多めのバッテリーを組み合わせれば、電源のない場所でも長時間使用が可能になり、クルマやキャンプのお供になりそうです。

(ただ、携帯バッテリーは長時間使用にリスクがあるとも言われますのでご注意ください)

用途にうまくマッチすれば製作費以上の働きはしてくれるはず。

とにかくカンタンに作れますので、ぜひトライしてみてください。

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