リノベーション

岩崎 未来岩崎 未来

築35年の平屋を大工の夫とリノベ。LDKは30畳の大空間に

最近リノベーションの人気が高まっています。一方で、リノベーションは都会では流行っていても、地方ではまだまだ聞きなれないようです。土地も建築費も都会に比べると格段に安いため、わざわざ中古を購入する人はなかなかいないのが現状。

そんな中、岩崎未来さんは、群馬県で家族4人、2017年に中古住宅を購入しリノベーションすることにしました。ご主人はなんと大工さん。家の大部分を占める、リビング・ダイニングのリノベーション案についてレポートしていただきました。

和室を寝室として残すべきか…

購入した家の間取り図がこちら。

リノベの前の間取り

空間はこんな感じでした。

 

リノベ前のダイニング

北側に5.6畳程度の独立したダイニング・キッチンがあり、その南側に12畳のリビング。

リノベ前のリビング

そして、東側にダイニングとリビングそれぞれにつながる8畳の和室がありました。和室には2間の収納と広縁もあり、全部合わせると12畳ほどにもなります。

和室

元々、畳が好きな私たち。和室もキレイだったので、このまま残してもいいな〜と思っていました。子どもたちが小さいうちは、みんなで布団で雑魚寝がいちばんラクということもあり、広めの和室は欲しいところだったのです。

そうすると「5.6畳のダイニングと12畳のリビングをひとつにして、17.6畳のLDKに?」というのも、最初の案として挙がりました。しかし、5人家族で暮らすためのせっかくのリノベーション。リビングはもっと広く開放的にする、思い切ったリノベーションをしたいという気持ちがありました。

しかも、東側の和室を寝室とした場合、バスルームやトイレはLDKを挟んで反対の西側になります。和室に全員の衣類を収納できるわけはなく、生活動線が非常に悪いことに気づいたのです。

「よし、やっちゃおう!」LDKは30畳の大空間に

かなり悩みましたが「よし、やっちゃおう!」と思い切って、LDKは和室も全部つなげて30畳ほどにすることにしました。

リノベ間取り

ただ、元々広縁があった場所は風の入り方が気持ちよく、日当たりも良いため、子どもたちが寝転べる3.5畳の畳スペースを作ることに。また、いちばん嬉しかったのはキッチン。

リノベ後のキッチン

元々あったタカラスタンダードのホーロー製キッチンがいい味を出していて、しかも全く使っていない状態だったため、このまま利用させてもらうことにしました。

リノベ後のキッチン

キッチンの背面には作業棚兼、食器棚を造作。勝手口を挟んで西側にも同様の棚を設置し、こちらは私のワークスペースにすることに。北側に窓もあり、採光もちょうどよかったためです。

リビングは外の風景も見られる場所に移し、ダイニングには大きめのダイニングテーブルを横並びにできるようにしました。

リビング

リノベ後のリビング

思い通りにならないことも⋯

純粋なリビングとして使えるスペースは、13畳ほど。ソファやテーブル、テレビなどを置いても十分な広さが確保できました。

ひとつ残念だったのは、リビングから直接洗面脱衣所に行けるようにしたかったものの、ちょうど抜けない柱が入っており断念。リビングを出ればすぐだし「まあいいか」という具合でした。

あとは、LDKの天井をどうするかが悩みどころでした。既存の天井を抜いてみると、実際の天井(小屋裏)は非常に高く、立派な松の梁がお目見えしたのです。

LDK天井

最近はこのまま木組みを活かした天井もよく見ますが、私が住む群馬県の暑さは尋常じゃないのです。やはり「しっかり断熱材を入れて天井を張ろう」、でも、「この高さと梁はできる限り活かそう」ということに。

しかしこの天井の形状も後々、悩みのタネとなるのです……。

  • B!

〈ライタープロフィール〉

リビング

築35年平屋を夫の大工とリノベ

岩崎 未来

群馬在住編集者・ライター、3児の母

築35年の平屋を大工の夫とリノベ。LDKは30畳の大空間に

群馬県在住、3児の母、編集者・ライター。出身は鹿児島県。 出版社・編集プロダクション勤務を経たのち、フリーに。 2017年に築35年の平屋を購入し、大工(一級建築技能士)の夫とリノベーションしました。 家事・育児をなんとかこなしながら、愛する自宅で仕事もしています。

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