家事

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約6500種を試したスポンジ博士に聞く、スポンジとの正しい付き合い方

キッチンでの食器洗いや浴室の掃除などに欠かせないスポンジ。夏場はとくに雑菌などが気になりますよね。
今回は、スリーエム ジャパン株式会社のスポンジ博士こと原井敬氏(以下、博士)にスポンジに関する様々な質問にお答えいただきました。

使用後のスポンジのお手入れから交換頻度、ベストな選び方まで、家事の時短にもなるコツが満載です!

雑菌が気になる夏のキッチン、スポンジの正しいお手入れ方法は?

スポンジ博士

スポンジ博士の原井敬氏が商品開発の為に試したスポンジは約6500種(記録更新中)

高温多湿な夏は特に雑菌が繁殖しやすいので、キッチンをキレイにしておきたいところ。

スポンジ使用後のお手入れ方法はどれが正しいか、ズバリ博士に聞いてみました。

  1. 食器洗浄に使った洗剤をつけたまま
  2. 食器洗浄に使った洗剤を水洗い
  3. 天日干し
  4. 漂白
  5. 熱湯消毒

正解は2の「食器洗浄に使った洗剤を洗い流す」と5の「熱湯消毒」でした。

スポンジ使用後は、スポンジについた汚れや洗剤を洗い流しきれいにすることが鉄則。

水洗いで汚れや洗剤を落としたスポンジはしっかり水気を切り(ただし雑巾絞りはしない ※ニオイやこびりついた油などが残っている場合は洗剤を使用し洗い流してください)、スポンジ設置面を少なくし、風通しの良い場所で乾かします。

さらに熱湯消毒が効果的。90度のお湯をボウルに入れ5分程度スポンジを浸します。

5分後スポンジの水切りのため冷水をかけても大丈夫です(熱湯消毒のまま放置すると水温30度で雑菌が繁殖しやすくなるため逆効果です)。

煮沸消毒などの高温環境や、天日干し、塩素系漂白剤使用はスポンジの劣化に繋がるのでNG!

くり返しになりますが、スポンジのお手入れは「スポンジに残った汚れや洗剤をしっかり落とす」「水気を切る」「しっかり乾かす」+「90度のお湯に5分浸して水切り」がポイントです。

スポンジの適切な交換頻度は?

バススポンジ

freeangle / PIXTA(ピクスタ)

スポンジの交換頻度は家族の人数や自炊頻度により洗い物の量が違うため、一概に言えませんが交換サインがあります。

不織布付きスポンジは「毛羽立ち」「毛玉」が取り替えのサイン!
不織布面に毛羽立ちや毛玉ができると不織布本来の汚れをかき取る機能を発揮できず、洗い物に時間がかかります。

不織布のないスポンジは、「シミ」「汚れ」などの見た目と嫌な臭いがしたら交換時期。

概ね3週間~1か月程度の交換をおすすめします。

また、風呂掃除用スポンジは高温多湿な梅雨や夏季と年末年始を目安に最低でも年2回は交換してください。

ベストなスポンジの選び方や使い分け

スポンジで洗いもの

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

キッチンスポンジの種類は「不織布付き」と「ネットスポンジなどの不織布なし」に大別されますが、博士おすすめは不織布付きスポンジ。

不織布の特殊なスプリング構造を活かして汚れを掻き取るので、スムーズな洗浄ができます。

不織布付きスポンジは更に、不織布に研磨粒子付きと研磨粒子なしのタイプに分かれます。

研磨粒子付きは洗浄力が高くコゲやこびりつきなどの汚れ落としに最適、研磨粒子なしはソフトなタイプ、デリケート素材の食器にも対応します。

これらの異なる2種のスポンジを使い分けると洗い物が快適にできるそうです。

またネットスポンジは、手触りが良く柔らかいのが特徴です。また、フッ素加工製品を傷つけません。

ただし強くこすり過ぎるとデリケート素材のキズの原因になります。

おすすめの形・素材のスポンジは?

昨今変わった形状のスポンジも多く販売されていますが、まずは自分の手になじむ形を選んでください。

スポンジ

四角い定番の形は手の大きな方に!

スポンジ博士

スコッチ・ブライトTM抗菌ウレタンスポンジたわしS(ナイロン不織布 研磨粒子付き)

しずく型は抜群のフィット感!先端はタッパーの溝など細かな汚れに届きます

スコッチ・ブライトTMキッチン用しずく型スポンジS(ピンク)

カレーなど後片付けが面倒な料理の汚れは、先にペーパー等で拭き取らないとスポンジに汚れがつきますが、こちらは汚れがすぐに落ちる高機能スポンジ。

スコッチ・ブライトTMスクラブドットスポンジ キズをつけないタイプ

洗うのが難しい刃付き調理器具に適したスポンジは?

フードカッターを洗う際、スポンジを切ってしまった経験はありませんか。

この問い掛けをすること自体、筆者は間違ったスポンジの使い方をしていたことが判明!

不織布付きスポンジの場合、刃は不織布で洗うのが大前提ですが、筆者はずっとスポンジ面で洗っていたため、刃で度々スポンジを切ったことがありました。

刃を撫でるようにスポンジの不織布面で手前から奥に向かって一方向に動かすと汚れが落ちます。
ネットたわしは平たいので小回りが利き、刃付き器具や製菓用器具を洗うのに便利!

スコッチ・ブライト

スコッチ・ブライトTM 汚れ落ちがはなまるのネット

使いやすいスポンジを選ぶことで家事が楽になる?

洗いもの

Ushico / PIXTA(ピクスタ)

最後に博士に「使いやすいスポンジを選ぶことで家事が楽になりますか?」という素朴な疑問をぶつけてみました。

「汚れや洗う食器、調理器具に合わせてスポンジを選ぶと汚れがサッと落ち、確実に時短に繋がります」と博士。

さらに、「定期的なスポンジ交換は衛生面はもちろん、新しいスポンジで洗うと時短につながり、素早くキレイになると、家事が楽しくなるはずです!」とも。

洗い物に時間をかけても汚れが落ちないのは、使用期限をとうに過ぎたスポンジを使っている可能性大です!

最適なスポンジ選びとケアや交換をぜひ習慣にしてくださいね。

取材協力:スリーエム ジャパン株式会社

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