通勤時間&距離が「心のリセットボタン」に?30代の家の探し方
住まい選びの際、通勤距離がどのくらいかは重要な判断要素です。
通勤距離は短い方がいいと思う人が大半かと思います。
今回は、通勤距離や通勤スタイルという視点から、30代の家探しについて一緒に考えましょう。
1.30代の家探しと通勤

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多くの人は、30代になると持ち家を探し始めることが多いようです。
30代になると結婚し、子どもが生まれ、その子どもが保育園や幼稚園、小学校などに入るのをきっかけとして賃貸から持ち家に移り住もうと考えるケースは少なくありません。
1-1 職住近接の賃貸から郊外の一戸建てへ

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賃貸住宅の場合は職住近接の環境で生活していたとしても、予算と理想の住まいのバランスがとれる郊外の物件へ移住する人は少なくありません。
子どもができると、成育環境を考えて郊外の住まいを選択するケースも多く、親は長い通勤時間を我慢して、今までよりも朝早く出勤することになります。
1-2 長い通勤距離は「我慢」ばかり?

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しかし、通勤距離や通勤時間が長いことは、果たして我慢ばかりなのでしょうか?
内勤の人は朝から晩まで会社の中で仕事をしますが、そのような人が会社から徒歩1分の住まいに住んでいたら息が詰まってしまうと思います。
30代の人たちの生活は大変多忙です。会社でも主戦力として忙しく働き、家に帰れば家事や育児が待っています。
満員電車はもちろんストレスですが、通勤途中に電車の中から見える風景などが自分をリセットしてくれる、という意見は案外少なくありません。
私は不動産会社に勤めていますが、お客さんからそうした意見を聞く機会がとても多いです。
2.通勤距離が長い物件を選ぶときのポイント

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郊外から通勤する際に、一番憂鬱なのはラッシュアワーでしょう。
この時間に通勤するのは本当に苦痛です。これをなるべく回避するにはどうすれば良いのでしょうか。
2-1 始発駅が最寄りの郊外物件を選ぶ

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朝の通勤時、確実に電車のシートに座ることができる始発駅近くの物件を選ベは、ラッシュ時のストレスを軽減させることができます。
始発電車なら確実に座って通勤することが可能になり、その時間に読書やちょっとした仕事などが可能です。
ただし、当然ですが都心の始発駅が最寄り駅となる物件の場合、価格相場は高めとなります。
2-2 通勤経路にお気に入りの場所があるエリアを選ぶ

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通勤は電車だけでは完結しません。家からの行き帰りに歩く道に何があるかも大切なことです。
緑の多い大好きな風景がある、こぢんまりとした感じのよい商店街がある、行きつけの立ち飲み屋がある、スポーツジムがある、などなど。
クールダウンできる場所があれば、仕事も家庭もうまくいくのではないでしょうか。
3.まとめ

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通勤を「無駄な時間」と考える人がいるいっぽうで「心のスイッチの切り替え」ととらえる人も少なくありません。
理想の通勤とは、会社に近いことだけではないと考え、郊外に住まいを求める際には、通勤を含めた生活を楽しめるような物件選びをすると良いと思います。