防災

秋山悠紀秋山悠紀

防災の日に知る。災害に備えた住宅の新しいカタチとは? 

9月1日は防災の日。

これは、1923年9月1日に発生した関東大震災にちなんだもので、1960年に制定されました。

毎年9月1日を含む1週間は、防災の大切さや備えを見直す防災週間として、日本全体でさまざまな行事が行われています。

そんな防災の日にちなみ、株式会社リクルート住まいカンパニーは自宅の防災意識に関するアンケート調査を実施。

全国津々浦々、20~69歳の男女2400人が答えた防災意識とは? 今回はその調査結果をご紹介します。

一戸建て購入者、マンション購入者ともに防災ポイントベスト5は同じ!

まず、現在の自宅購入に際して防災を意識したかについて聞きました。

一戸建て、マンションそれぞれの購入者の結果を見ると、マンション購入者の方が全体的により高い防災意識を持って購入したことがわかります。

マンションは高層階の方が地震の際揺れが大きいことが知られているため、このような結果になったのでしょう。

次に、一戸建て、マンションそれぞれの購入者が防災のどのポイントを意識したのかについて調査。

 

すると、順位は違うもののベスト5にランクインした項目は「地震に強い構造(耐震、免震)」、「立地」、「新築」、「マンションより戸建てを希望(戸建てよりマンションを希望)」、「住宅性能評価」と、5つとも同じという面白い結果になりました。

 

また、6位には一戸建てが「割れにくい窓」、マンションが「居住階数」がランクイン。

また同じマンションでも、防災におけるメリットやデメリットが変わってくるのが居住階数。

6位以下は、それぞれの居住スタイルだからこそこだわりたいポイントが反映されていました。

防災意識が最も高かったのは鹿児島県

次に、現在の自宅購入に際して防災を意識したかについて、東京都、大阪府、愛知県、北海道、宮城県、広島県、福岡県、富山県、石川県、福井県、熊本県、鹿児島県の12の都道府県で聞きました。

「意識した」「少し意識した」と答えた割合が最も高かった、つまり住宅購入における防災意識が最も高かったのは鹿児島県という結果に!

気象庁の統計によると、鹿児島県は日本で一番台風の上陸数が多いので、納得です。

 

そんな鹿児島県の「現在の自宅を購入する際、防災面で意識したこと」上位10位を見てみると、「割れにくい窓」「立地」「居住階数」など、やはり台風による強風や浸水を意識した項目が上位にランクインしていました。

一方、「意識した」「少し意識した」と答えた割合が最も低かったのは富山県でした。

富山県は統計的に見ても地震が少なく、自然災害が少ないと言われています。

これは、近隣で大地震が発生しても富山県を囲む北アルプス立山連峰が地震の波を吸収することや、地盤が固いことなどが所以だそう。

災害に備える「レジリエンス住宅」って?

もはや全国、どこにいても自然災害に見舞われる可能性があると言われている日本。

自分の住んでいる地域は自然災害が少ないとしても油断せず、十分に備えた住まい作りをすることは今後ますます大事になってくるのではないでしょうか。

これまでは日本各地における地震の頻発により、耐震や免震など建物の強度が注目されがちでした。

しかし最近では建物の強度に加え、災害が起こってもできるだけ被害を少なくしたり、なるべく平常時の暮らしができる住まい作りが注目されています。

 

例えば災害時に停電や断水が起こっても、ライフラインが復旧するまで電気や飲料水を確保できる太陽光や蓄電システム、貯水タンクなどが備わった「レジリエンス住宅」はその代表例。

また、マンションでも居住者の必要な電気や水、食料を備蓄していて、独自の避難計画を持っているところもあります。

「防災」と聞くと地盤や耐震など「災害にいかに遭わないか」にばかり気を取られてしまいますが、災害に遭った後のその先のこともとても大事。

マイホームの購入を検討している方は、広い視野を持って、災害に強い住まい作りを考えてみてください。

 

【参考】

9月1日は防災の日!住宅の防災意識が高い県は?~自宅の防災に関する意識調査を発表~

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