家づくり

秋山悠紀秋山悠紀

外壁塗装はなぜ必要?積立てで資金を準備しておくのが賢明

マンションを購入すると生じる修繕積立金。建物の壁やエントランス部分などの共有部分を維持したり、修繕したりするためにマンション居住者が積み立てるお金です。一方、一戸建ての場合にはこうした積立金の必要性はあまり語られません。

株式会社ソーラーパートナーズは外壁塗装に関するアンケート調査を実施。外壁塗装の意外な必要性や、外壁塗装費用にも積立をするとよいことなどが明らかになりました!

住宅購入時に意外と意識しない外壁塗装の必要性

塗装

アオサン / PIXTA(ピクスタ)

今回のアンケートは、外壁塗装・屋根塗装の専門工事店と消費者が出会える専門サイト「外壁塗装パートナーズ」で外壁塗装の見積依頼をしたユーザー100人に対して行われました。

まず、住宅購入時にいつかは外壁塗装が必要になることを知っていたかどうかというアンケートを取りました。すると、「知らなかった」と回答した人は約5人に1人の21%。

一方、「知っていた」と回答した79%の人に「外壁塗装のためのお金を積み立てていたかどうか」と聞いたところ、必要資金を積み立てていたのは全体のわずか8%という結果となりました。

住宅購入時に外壁塗装について思慮する人があまりいないこと、そしていつかは外壁塗装が必要になると分かっていた人でさえ、その費用をなかなか積み立てられていない現状が分かります。

塗装の必要性が分かりにくい理由

外壁検査

Graphs / PIXTA(ピクスタ)

外壁塗装は、住宅の耐久性を維持するために必要不可欠のもの。外壁塗装を検討するのは「汚くなってきたから」「古くなってきたから」というきっかけからですが、見た目には分からなくてもすでに塗装の必要性が生じている住宅も珍しくないそう。

以前は一戸建ての外壁というと、砂と水とセメントを混ぜ合わせた素材を塗装するモルタル外壁が一般的でした。しかし最近では、あらかじめ成形された板を張り合わせて外壁を完成させるサイディングボードが主流になっています。

モルタル外壁だと新築施工時においても塗装工程が発生するため、家を建てる時に自然と将来の外壁塗装の必要性を認識します。しかし、サイディングは工場で成形、塗装され現場納入するやり方。

新築施工時には塗装の工程が発生せず、居住者はボードを組み立てていく工程のみ見学することになります。そのため、将来の塗装の必要性を感じるきっかけがなかなかないという状況になっているのです。

値引き交渉は手抜き工事の原因に!?

塗装現場

nowha / PIXTA(ピクスタ)

外壁塗装は汚れた外観をきれいにすることではなく、建物の耐久性を維持したり向上させたりすることが第一の目的。

新築購入時から10年後に実施するとなると、毎月1万円を積み立てておけば10年後にはちょうど平均的な外壁塗装資金である120万円が貯まります。外壁塗装をとにかく安く済まそうと値引きの要請を繰り返した結果、手抜き工事になってしまうケースも少なくないのだとか。

マンションにおける修繕積立と同じように、戸建てにお住いの方は外壁塗装のための積立を検討してみてはいかがでしょうか。まず外壁塗装とは住宅において必要不可欠なものであることを早いうちから認識して、前もって生活資金とは別に積み立てておくことがベストではないでしょうか。

 

【参考】

※ 一戸建て、2割が外壁塗装の必要性を知らず購入~外壁塗装パートナーズ調査~

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