不動産 設備

秋山悠紀秋山悠紀

「マンションにないと困る1位」は宅配ボックス。住人の声を大調査

マンションを買ったり、借りたりする際に、やっぱり参考になるのは先人たち……ということで今回は、現在マンションに住んでおり、なおかつ直近3年以内にマンションを購入、もしくは賃貸契約した20歳~69歳の男女600名を対象に行ったアンケート結果をご紹介します。

調査を行ったのは、外壁リフォームや住宅リフォームなどを手掛ける株式会社カシワバラ・コーポレーション。

ここ3年以内にマンションを買った人たちは、現在のマンションのどこに満足し、どこに不満をもっているのでしょうか。

マンション選びに妥協は禁物!?

アンケートではまず、マンション選びの際に何らかの妥協をしたかどうかについて聞きました。
「ある」と答えた人は78.5%。ほとんどの人がマンション選びに妥協があったことが分かります。

アンケート結果

また、今住んでいるマンションに不満があるかどうかについて聞くと「不満がある」/「やや不満がある」と回答したのは53.2%と半分以上。
さらに先の質問で、マンション選びに妥協した経験のある人の60.1%が「不満がある」/「やや不満がある」と回答しました。
これは全体平均と比較しても高いスコアに。

マンション

一方で、マンション選びに妥協をしなかった人の「不満がある」/「やや不満がある」 の回答は27.9%。
マンション選びにおける妥協の有無は、住んでからの満足度と関連が大きいことがうかがえます。
買う時に妥協をした分だけ、住んだ後の不満となるのかもしれません。

次に、今住んでいるマンションに対して「不満がある」「やや不満がある」と答えた人に、「実際に住んでみて、そこで初めて気づいた不満点」を質問しました。
第1位は「収納が少ない」で、39.8%もの人が回答。
子どもと同居している人のうち50%が収納に不満を抱えており、子どもと同居していない人の34.9%と比べると大きな差が見られました。

アンケート結果

注目すべきなのは、上位に挙がっている「防音設備」や「キッチンが狭い」「日当たりが悪い」といった項目。
これらは、内見時にはなかなか気付けない点です。
マンション購入の際の内見には、実際の生活状況を見越したチェックがいかに必要であるかが分かります。

また、「住んでみて初めて気づいた不満点」の総計を年代別で比較すると、20代のポイントが他の年代の平均に比べても約1.2倍高くなっています。
マンションの見立て方には、人生経験の長さもかかわってくるのでしょうか。

内見では分からない防音と住民のマナー

マンションの買い替えや住み替えも珍しくない昨今。

アンケートでは次に、これまでに住んでよかったマンションの特徴について調査しました。
すると「駅/バス停が近い(公共交通機関までのアクセスが良い)」など、上位5位のうち3つがマンション周辺地域に関する特徴という結果に。
マンションにおける充実した暮らしには、住む街が大きく影響しているようです。

アンケート結果

では、これまでに住んで失敗したマンションはどうでしょうか。
結果は「防音設備が悪い」など、上位5位のうち3つが他の住民の行動に対する不満となっています。
これはなんとも、集合住宅における難しいところ!

マンション

これまでに住んでよかったマンションでも「防音」と「住民のマナー」が上位にランクインしていますので、この2つは、マンション選びの大きなポイントになっていることが分かります。

アンケート結果

最近のマンションは、独自の設備があるところも多くなってきました。

今回の調査でもマンション設備について聞いてみたところ、最も多くの人が「ないと困る」と答えたのは「宅配ボックス」(46.0%)。
年代別に見ると30代が突出して多いことから、日中家を空けていることの多いビジネスパーソンにとって宅配ボックスは必要不可欠であるようです。

アンケート結果

また、意外だったのが「ネット無料」は「なくても困らない」と回答した人が6割以上もいたこと。
世代別に見ても「ないと困る」と回答したのは3割台にとどまっています。

 

アンケート結果

 

インターネット使用料無料をうたっているマンションは少なくありません。
しかし、実際には回線が混雑して速度が遅くなってしまったり、管理費に含まれていたりすることがあるため、住んでみるとそこまでお得や便利さを感じることが少ないようです。

やっぱり立地で妥協しないことが大事?

アンケート結果

憧れるマンション設備について聞いてみたところ、第1位になったのは「ないと困る設備」と同様に「宅配ボックス」(36.8%)でした。
第2位以降には「床暖房」「駅直結」「浴室乾燥機」「敷地内にコンビニ/スーパー」と続き、自分の生活をより快適にするプラスアルファ的な価値をもつ設備・施設に憧れる人が多いことが分かります。

郵便受け

また、20代には「トレーニングジム」が、子どもと同居している人には「庭付きバルコニー」が人気という年代や家族構成によって異なる結果も。
「ディスポーザーへの憧れ」は既婚者と未婚者で2倍以上の大きな開きが見られました。

アンケート結果

最後にマンション選びで重視する点を調査すると、上位から順に「立地」「価格」「部屋の広さ/部屋の数」がベスト3に!

アンケート結果

やはり駅からの近さや職場への通勤距離、近隣にある施設など、立地は欠かせないポイントになっているようです。
設備や内装についてはリフォームや家電購入などで対応可能な面もありますが、立地は変えられないもの。

立地で妥協しないことは、マンション選びの最重要ポイントなのかもしれません。

 

【参考】
※ -マンション生活に関する実態調査 マンション編- マンションを買う人必見!最高・最悪マンションが本音の調査で明らかに 2019年最新 後悔しないマンションの選び方とは?

  • B!