日本人が発明した、目からウロコなマグカップ「ドライジー」【Editor’s セレクション】
暮らしを豊かにするために欠かせないのが、インテリアや愛すべき雑貨たち。
このシリーズでは「Editor’s セレクション」と称して、曜日毎に違ったテーマで、編集部がグッと来たアイテムやブランドなどをご紹介していきます。
日曜日は【食器編】!
今回は、ちょっとした“困り”を、“目からウロコ”なアイディアで解決したマグカップ「Drieasy(ドライジー)」をご紹介します。
■こんなことに「困ってる」よね?

jaxja / PIXTA
お気に入りのマグカップ、使っているうちに“茶しぶ”が気になったりしませんか?
きちんと洗ったはずなのに、カップの底と側面の間に、丸〜く輪状のシミが……。
1度ついてしまったらなかなか取れないこの輪っか、どうしてこんなことになっちゃうのでしょう?
■飲み残しの汚れを、底の「真ん中」に集めて洗いやすくする!
そこで見つけたのがドライジー。
マグカップの断面を見てみると、底が緩やかにカーブしていて、中心が1番深くなっているのが、分かりますか?
また、側面と底面が直角ではなく、丸くなっているなっているので、コーンスープや粉末インスタントコーヒーなどを溶かす際に、スプーンがしっかりと隅まで密着し、溶け残しを防ぐのだそう。
この構造により、中心に飲み残しが集まるようになり、飲み残しが乾燥してできた跡は一点集中。
洗いやすい位置にできるため、従来に比べ洗いやすいく汚れにくい構造になるというわけなんです。
ちょっとした工夫なのに、まさに目からウロコなアイディアですよね。
■マグの裏にも注目!
しかも、ドライジーの“目からウロコ”なアイディアはそれだけじゃありません。
みなさんは、マグカップを洗ったら、伏せて乾かしますよね?
すると、伏せたマグカップの内側は乾いていても、マグカップの“底裏”に、水が溜まっていること、ありませんか?
これも、取っ手の付け根の高台に切り欠き部を設け、裏面全体に傾斜を付けることで解決。
底裏に水が溜まらず、自然と取っ手を伝って水が流れるようになっているんです。
水と一緒に食べかすも流れていくので、衛生的にも優れている、という一石二鳥な効果も。
実はこれをデザインしたのは、山梨の「Ugadell Design」というデザインオフィス。日本人ならではの着目点や気遣いが、このマグカップを生み出したのかもしれませんね。
気になった方は、探してみてはいかがでしょうか?
【参考】