家好き芸人・アンガールズ田中さんが訪ねた個性豊かな建築家の家3選
お笑い芸人として活躍中のアンガールズ・田中さんは、実は広島大学工学部第四類建築学部出身。
大学では建築の構造を研究し、得意分野は日本建築と家好き芸人としての一面も。
そんなアンガールズ・田中さんが個性豊かな建築家の自邸を訪問した記事を3本まとめて紹介します。
築40年の空き家をリノベ!光あふれるモダンな住まいに
こちらは渋谷の奥= “奥渋” と呼ばれるおしゃれエリア。建築家・加藤匡毅さんの事務所兼自宅を訪問しました。
もともと築40年ほどの鉄骨3階建ての空き家でしたが、リノベーションにより一新。
古さをまったく感じさせない、おしゃれな家に生まれ変わりました。
天井をあえて現しにし、モダンな雰囲気で部屋全体を統一。
窓からの採光や、トップライトを巧みに配置して、明るいけれど落ち着きもある空間をつくりだしています。
遊び心溢れるデザイナーズ空間。調和を作り出すカギは?
JR東十条駅から徒歩2分の場所にある5階建てのビルが、佐竹永太郎さんが代表を務める「STAR」の事務所兼自宅。
もともとオーナーの依頼により佐竹さんが設計し、15年後に自身が買い取ってリノベーションを施したという鉄骨造5階建てのビルで、1階はラウンジ、2階はオフィス、3階は倉庫、4・5階が自邸になっています。
ビルの入り口には明治16(1883)年製のくぐり戸が設置されており、インパクト大! 遊び心いっぱいの大人の空間という印象です。
螺旋階段や屋上ガーデンなど、部屋の中も個性的。
「いろんな素材を使っているけど、ちゃんと調和している。個性派集団をうまくまとめる名監督みたいだな」とアンガールズ・田中さんもほれぼれする住まいでした。
真似したい!暑さ寒さを和らげる設計の工夫
佐藤重徳さんは12年前、長女が小学校に入学したのを機に土地を購入し、RC造3階建ての家を建てました。
リビングが吹き抜けになっており、室温調整に工夫が必要です。
冬は薪ストーブで空気のバリアを作り、窓からの冷気をシャットアウトしているのだとか。
薪に使う木は庭木を剪定したものを使い、とってもエコ。暮らしをトータルで考えたアイデアが光ります。
また、夏の日差しをカットし、冬は部屋の奥まで光を取り入れるため、バルコニーの庇は2階を深く、3階を浅めに設計。
住宅街のど真ん中の家なのに、「鳥の巣箱にシジュウカラが来るんですって」と田中さんも思わずにっこり。
自然と調和しながら、快適に暮らせる工夫が随所に光ります。